マティス展
東京都美術館|東京都
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天命に導かれし画家
1869年に、フランス北部の裕福な穀物商の家庭に生まれる。
法律家を目指すも、病気になる。
1890年の21歳の長期療養中に、母親から絵具箱を贈られて、絵を描き始める。
天職を画家と定め、1891年に、パリに上京する。
マティスが20世紀の美術史の殿堂入り出来た理由として、以下のように語られている。
「自身に先立つ巨匠たちのことを深く知っていた。古典的大家だけではなく、19世紀の前衛芸術家もよく知っていた。
巨匠たちに肩を並べるには、「自分の時代に新しいしるし」を、もたらさなければならないと自覚していた」
要するに、マティスは、温故知新の古典主義であったのだ。
だから、生涯に渡り、実験と挑戦を続けることが出来たのだ。
1904年に、新印象主義のポール・シニャックに招かれ、南フランスのサン=トロペを訪れた後には、新印象主義的な絵を描いている。
キュビスムの画家、ジュアン・グリと長時間の対話を行った後には、キュビスムぽい絵を描いている。
戦争中は、戦争の影響で、作品が暗い色調になる。
晩年、体調を崩して、大手術して、体力がなくなり、油絵が描けなくなると、新しい表現として、切り絵を始めた。
そして最後は、ヴァンス・ロザリオ礼拝堂の設計に取り組んだ。
1951年にこの取り組みについて以下のように語っている。
「今も続く探究の果てに、私が選んだのではなく、運命によって選ばれた仕事である」
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