ピピロッティ・リスト:Your Eye Is My Island -あなたの眼はわたしの島-
京都国立近代美術館|京都府
開催期間: ~
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まるで彼女の中にいる感覚
初めてのピピロッティ、
正直全く知らないアーティストでしたが、フライヤーのヴィジュアルをみて”これはいくべき!”と感じてしまいました。
まず、展示室に入る前に目に入った美術館エントランスの映像にやられました。
思わずギョッとしてしまうのと同時に、どんな世界が待っているのだろうと好奇心を駆り立てられるそんな感覚に陥りました。
受付を済ませ、靴を脱いで入場。
わざわざ靴脱いで入るのか〜、なんて思っていましたが
展示室に入った瞬間納得でした。
ベットや床で寝そべって天井の映像作品を鑑賞する演出。
エンドレスに流れる映像を通して彼女の世界観にどんどん引き込まれていきます。
続けて、いくつかの作品を鑑賞して最後の展示室へ。
大きな展示室にソファやテーブル、まるでおしゃれな海外のワンルームといったようにセンス溢れるインテリアが並べられていました。
その一つ一つがなんとも言えない妖艶な、不気味な雰囲気を醸し出しています。
彼女の普段過ごしている部屋を再現したのか、それとも彼女にしか見えていない世界が具現化したものなのか。
まるで彼女自身の中に入り込んだかのような感覚。
妙な居心地の良さを覚える。
サイケデリックで、奇抜というよりは開放的、妖艶で暖かみのある、そんな世界でした。
感染対策はしっかりされていたものの、コロナ禍の天気のいい週末に訪問したこともあり人出がどうしても気になってしまいました。
もう少しゆっくり彼女の世界に浸っていたかった。。。。
時間を忘れてゆっくりできそうな平日にもう一度、訪問してみたいと思っています。
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