京都dddギャラリー第249回企画展 C-GRAPHIC/TAIPEI 2020年代台北のグラフィックデザイン
京都dddギャラリー|京都府
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2020年代の流動性
烏丸に着いて駅構内からそのままCOCON烏丸へ移動。べんり。
台湾の若い世代のデザインを見ることのできる展覧会。台湾では繁体字を使っているそうなので、日本人にもなじめるんじゃないかと期待。展示室に入るとやっぱりアルファベットが使ってあるものが目につく。漢字はデザインに不向きなのかなと思う。
最初は馴染めなくてよくわからなかったが、映像と一緒に作品が並べてあるのを見てだんだんわかってくる。若い世代にとってデザインは動画として出会うことが多い。よって現代のデザインはポスターなどのように不動なものではなく、可変的なものとしてあるのかもしれない。その動画の一部をポスターとして切り取ってある(なんか、Xで投稿されていたマンガが書籍化されたような味気なさがある。Xのマンガはタイムリーな要素や雰囲気も込みで作品という感じなので、書籍化されると硬直化してしまう気がするのだ)。
また、現代ではパソコンでグラフィックを作成することが多いため、1手前に戻ったり一部だけを変えたりすることも容易である。その流動性が現代のデザインの特徴と言えるのではないか。
また、シドニー・シェ氏の映像作品、短いイメージが断片的に並べられている。こないだ国立国際美術館のコレクション展で観た田中功起氏「シンプルなジェスチャーに場当たりなスカルプチャー」より毒がある。加藤マニさんのMVも短いイメージで構成されているものがあるが、それよりもナンセンス。この作品も、若い世代が慣れ親しんでいる、動画と動画同士の関係が希薄に次々と流れてくるショート動画っぽさがある。
展示室の奥に行ったら、チャン・プーフイ氏による、坂口安吾『白痴』、谷崎潤一郎『瘋癲老人日記』のブックデザインがあってびっくりした。シンプルだけど漢字が前面に出されているデザインで面白かった。ぜひ他のタイトルが面白い漢字の作品もやってほしい。『麒麟』とか『蓼喰ふ虫』とか『陰翳礼讃』とか『蘿洞先生』とか。
今回民博と抱き合わせで行って、片や台湾の原住民藝術、片やグラフィックデザインであんま関係なかったかなと思ったけど、共に現代に活躍するアーティストであり、京都dddギャラリーでもらったパンフレットを見ると台湾原住民の歌手のアルバムデザインもあって、お互いに手を取り合って現代を生きているのかなと思った。
今回のためにバックドロップシンデレラ「台湾フォーチュン」をはじめとした台湾プレイリストを作ってたが、タイトルだけで入れていた、the band apart「Taipei」、Awesome City Club「台湾ロマンス」がよかった。
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