BBプラザ美術館 2025年度コレクション展Ⅱ 日本画との対話―自然と人間
BBプラザ美術館|兵庫県
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絵の具の感覚
灘駅と兵庫県立美術館を結ぶミュージアムロードを通るときはよく雨が降る。だから雨が降ったので行くことにした。でも岩屋駅に着いたら雨が止んだ。
西田眞人「光のアーケード」。日本画でイルミネーションを点描っぽく表現しているのが面白い。絵の具の粒子で絵画の表面がサンドペーパーくらいザラザラに見える。その溝に白い絵の具が入り込んで滲んだように見えるのが、ぼやぁっとした光を表現しているようでよかった。
下村良之介目当てだった。去年の2月、西宮市大谷記念美術館「日本画ことはじめ」で見た「水辺屏風」が印象に残っていた。今回下村が陶芸をやっていたのを初めて知った。プクプクのおかめがかわいい。
絵には粘土が貼り付けてあって日本画とは……?となった。「月明を翔く(琥)」。粘土でかたどった黒い鳥の背後に月が。日本画で使う顔料が月の影をよく表しているなと思っていたが月が赤みがかっていて、だんだん中身が透けて見える受精卵のように見えてきた。「画帖」、鳥なのに鳥じゃない絵が面白い。線の感じで下村だってわかる。
野々内良樹「庭の春」。沈丁花、白木蓮などが描かれているためか、春の花の香りがしてくるような作品。残りの「緑映A」、「冠鶉」も色彩が鼻を撲つような、皮膚感覚に訴えてくるような感じがする。だから絵から香りや肌に触れる風を感じたんだと思う。いい作家を見つけた。
加山又造、今年の2月に福田美術館の東山魁夷展で見た。白と黒のコントラストがよくて、白が銀色に見えるくらいだった。
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