特別展「舟と人類―アジア・オセアニアの海の暮らし」
国立民族学博物館|大阪府
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舟の旅
完全にフォルモサアートのついでに行ったのだが、予想以上にめちゃくちゃよかった。
民博の特別展は専用の建物で開かれていて、常設展とは別料金。万博記念公園の入口で入園チケットと一緒に特別展のチケットが買えて、そのチケットで常設展も見れる。
万博記念公園駅に着いたら毎回太陽の塔撮っちゃう。大阪中之島美術館に着いたらネコ撮っちゃうし、兵庫県立美術館に着いたら美かえるを撮っちゃう。これは基本、常識なんです。
Googleさんの案内で向かったら公共交通機関が恐ろしいほど時間通りで開館前に着いてしまい入口でしばらく待った。ガチ勢。
展覧会のタイトルを見て舟=漁を想像していたが、入口のキャプションで人類が大陸から島国へ居住地域を広げていくためには舟が必要だった、とあってまず舟への認識を改めさせられた。そりゃそうだ。
第1章で人類がどのように島国へ移動したのか再現するプロジェクトの映像があって、台湾から与那国島へ、当時の造船技術で渡航する様子が流れていて見ていて泣きそうになった。地図も羅針盤もないし、そもそも向かう先に陸地があるのかもわからない。そうやって航海した人がいたおかげで人類が住めるようになったんだけど、到着する前に海の気まぐれに翻弄されて犠牲になった人がたくさんいたんだろうと思う。この前喜多ギャラリーに行ったときに、駅からギャラリーへの道のりが結構あるにも関わらずスマホの充電が切れそうになって、Googleマップ頼みだった私はめちゃくちゃ心細かったけど、陸地で何を言っていたんだと思った。
舟が展示してある壁や床が青くて海みたいでよかった。並べてある大きな舟と舟の間に入って観賞できるところがあって、舟を下から見上げられたのが大きさを体感できてよかった。かと思うと2階から見下ろして舟の全体像を見ることもできて、展示が最高だった。
全然予習していなかったし(なんで舟は浮くんだろう?)、舟や海にあまりなじみのない私は、2階の舟を作る展示のほうが面白かった。展示してある映像は一つひとつが短くて鑑賞しやすかった。ヤシの実の繊維が撚り合わさって、糸、縄になった。葉っぱを割いて編んで立派な帆ができた。樹皮を叩くとヘナヘナの布になった。
キャプションも面白かった。
「船大工は手斧や墨つぼなどの道具をたくみに利用し、木材の曲がりやゆがみを見極め、パズルのように木板を組み合わせて大型の船をつくります。」 野生の黒田辰秋がいる。
「東南アジアにもオセアニアにも、伝統的なカヌーに図面はありません。棟梁は樹を見て完成品を思い描き、樹木の精霊に祈りをささげてから、斧で切り倒します。」 総じてこうでありたい。
櫂や石斧を持ち上げたり触ったりできるコーナーもあって、アザラシの皮を初めて触った。なんかヌトヌトしてた。
レストランで特別展のコラボメニューが出ていたので海老のココナッツミルクカレーライス頼んだ。ココナッツミルクの甘さとスパイスの辛さの温度差がすごくて風邪引くかと思った(うまかった)。
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