特別展「世界遺産 縄文」
京都文化博物館|京都府
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秋の京都で土偶を愛でる
某菓子メーカーのキノコとタケノコ論争なら圧倒的にタケノコ。
埴輪と土偶なら土偶!に手を上げる身としては、2泊3日の京都・奈良のハシゴ鑑賞には寺院より土偶に軍配が上がりました。雨だし。
2021年に世界遺産登録された【北海道・北東北の縄文遺跡群】のエリア出土品を中心に、縄文時代の暮らしを『一万年』『一生』『一年』の時間軸で紹介している本展。
写真撮影可能なので、スタートの十字架キリスト像のような土偶からパシャパシャ撮影開始。
はじめは【暮らし】がテーマに狩猟採集生活の縄文人が使用した鹿角製の銛の先端、櫛、縄模様の土器など生活用品が並びます。
装身具にしていた牙や骨は、ヒグマやイルカ、オットセイ、鷹、クジラと多種多様なことに驚きました。
イルカの骨はどうやって入手したのか?道南~東北圏で縄文の人々はイルカ漁ができたのか?最初から気になるスタートです。
そして中盤の【東北の遮光器土偶】コーナーで愛らしい土偶達の登場。
アーモンドというよりプルーンくらいの丸っこい大きな楕円形を横割りするかのような、横一本線の糸目。
この絶妙な愛嬌がたまりません。
膨らんだ上腕二頭筋とむっちりしたお尻にくびれた腰も素敵です遮光器土偶。さすが、青森の駅舎になるだけはありますね。
特に展示の中では青森県重宝の遮光器土偶が良かったです。
3等身のもっちりフォルムにくっきりした紋様が彫られ、頭頂部の装飾は王冠のようで、やや斜めに身体が傾ぎこちらをあざと可愛い角度で見つめてきます。思わず全方位から撮影してしまいました。
『一生』のテーマでは、子供の足形や手形を残した形跡に、子の成長を願って記念を残すのは古代も今も一緒だなと共感しますし、病気で手足が不自由な人が20数年介護されながらも生きていたという事実に、弱者を労われる縄文社会の豊かさに驚きました。
私が縄文時代に惹かれるのは、弥生以降数百、短ければ数十年で時代が変わる歴史において1万年も継続している点です。
小さな変化はあったかもしれませんが、なぜそんなに長い期間変わらず生活を営んでいけたのか、1万年変わらない生活を選び続けた縄文人は今の私達とどう違うのか、少しでもその思考の一端が垣間見えたらなと思います。
そして縄文の人達(特に女性)の装飾のセンスの良さも特筆。
幾何学的で美しい紋様の大振り耳飾りや鹿のツノを削った簪、翡翠の首飾りが並んでいて、現在でも使いたくなる1万年前のファッションセンス。
そして動物モチーフの土偶がこれまた愛らしい。まさかのシャチ土偶、ペンダントに欲しくなりました。縄文人、まだまだ深いですね。
展示のラスト、博物館スタッフが作ったシル◎ニアファミリーの縄文バージョンも秀逸でした。これは縄文センスに負けてないw
グッズコーナーはマスコットや土偶プリントのタマゴボーロ、マグカップといったお財布を出したくなる優良グッズもあり、誘惑に負けて購入しましたが後悔はありません(笑)。
しかし、最後の最後、柄を選べない缶バッチを購入したらまさかの埴輪。。。。絵柄を見た瞬間、土偶顔になりました。
マイナス★1つ。
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