アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦
東京国立近代美術館|東京都
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アンチ・アクションの資料篇
中嶋泉氏の著作『アンチ・アクション』をもとにした展覧会。
芦屋の具体展の時は、男女関わらず作品が展示してあってあまり性差は感じなかった。今回は女性美術家の作品だけの展示だったが芦屋で見た男性美術家の作品と似たものもあって、性別に関わらずお互いに影響を与え合いながら制作していたんだと思う。
アクション・ペインティングの導入によって女性美術家は批評対象から外れていくわけだが、作品が残っているおかげで再びスポットライトを当てることができる。活動期間が短かった美術家もそうやって作品が残されていた事情に関しても、会場で配られていた資料に書かれていて参考になった。
女性美術家の中には制作を続けた人、ライフステージの変化を機に辞めた人、辞めていたけど後に再開した人がいて、美術家にとって制作のブランクってどういう感じなんだろう。制作していない時期も芸術についていろいろ考えているのか、復帰したあと制作の勘が鈍ったりすることがあるのか。
草間彌生の水玉作品、「無題(16)」。作品をよく見ると、白い地に黒でドットを打っているのではなくて、黒い地に白で丸を描いているように見える。そうやって画家の手を感じると、作品、作者と親密な関係が結べるように思える。
田中敦子の丸の作品。駅とそれをつないでいる路線図のようにシステマティック、無機質にも見えるし、肺胞と毛細血管、あるいは豆もやしのように有機的にも見えるし面白い。