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岡本太郎の生誕の地である川崎市にある、川崎市市民ミュージアムで回顧展が行われたことをきっかけに、1991年11月に岡本太郎氏の所有する主要作品352点が川崎市に寄贈され、美術館建設が決定。1993年3月には「仮称岡本記念館建設構想」が策定されるとともに、あらたに岡本太郎氏の所有する主要作品1427点が追加寄贈された。
同年7月、建設予定候補地に神奈川県川崎市の多摩丘陵の一角に位置する生田緑地が選定され、1996年11月に美術館建設が着工、1999年10月に川崎市岡本太郎美術館が開館した。
生田緑地の美しい自然の中に建つ岡本太郎美術館は、四季を通じて野鳥の森、菖蒲園、梅園などの様々な自然とふれあえる環境にある。生田緑地内には、岡本太郎美術館だけではなく、日本民家園、かわさき宙(そら)と緑の科学館、伝統工芸館などの施設が設置されている。
岡本太郎美術館は、「自然と融合した美術館」をコンセプトとし、展示室を始めとするほとんどの施設を地下に据え、地上にはシンボルタワーである「母の塔」を中心とする公園スペース、カフェテリアや湧水を利用した池や滝など、美術館機能だけでなく生田緑地の自然を取り入れた、市民の憩の場となる設計が施されている。
また、「体験型展示空間」をコンセプトに、石段を上がり洞窟に入るイメージで設計された通路や天上のドームから光が差し込むエントランスホール、豊かな緑地に湧き上がる水をイメージした床の青いタイル、太陽の塔の顔のレリーフが出迎え、太郎ワールドに誘う迷宮的な空間の常設展示室など、岡本太郎のジャンルを越えた様々な造形表現や思想とその背景に出会うことのできる工夫が凝らされている。
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