3.0
作品のエネルギー感じます
31歳という短い生涯、作品からのエネルギーを感じます。
落ち着いた館内、ひとりきりでゆっくりと鑑賞できました。
雪道を歩いての初めての訪問でした。庭園が素敵なようですので、季節を変えてまた訪れたいです。
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北海道立三岸好太郎美術館は、大正から昭和初期の日本近代洋画史に鮮やかな光彩を放った札幌出身の画家・三岸好太郎(みぎしこうたろう 1903-1934)の画業を顕彰し、作品その他関係資料の収集と保存、展示、および調査・研究、普及活動を行なう個人作家美術館である。
好太郎の妻であった洋画家の三岸節子氏をはじめ遺族4名から220点の三岸好太郎作品が北海道に寄贈されたのを機に、1967年に北海道立美術館(三岸好太郎記念室)として、札幌市中央区北1条西5丁目に開館した北海道で初めての美術館である。
その後、北海道立近代美術館の開館にともない、1977年に北海道立三岸好太郎美術館と改称し、さらに1983年、三岸好太郎のアトリエのイメージを設計の一部にとりいれた新館を現在地(札幌市中央区北2条西15丁目/北海道知事公館庭園内)に建設して移転、新たな開館となった。
三岸好太郎美術館では、三岸好太郎の生涯にわたる代表的作品を展示する所蔵品展(多様なテーマで年4期程度開催)を中心に、彼の芸術をさまざまな角度からとらえた特別展、また講演会や音楽会などを開催し、より広く深く三岸好太郎の世界に触れ、親しんでもらえるよう、個人作家美術館として特色ある活動の充実に努めている。
所蔵作品は、2018年4月現在255点(油彩87点、水彩素描158点、版画10点)。
主な代表作に《檸檬持てる少女》《赤い肩かけの婦人像》《マリオネット》《道化役者》《花ト蝶》《オーケストラ》《飛ぶ蝶》《のんびり貝》など。
2017年の開館50周年を機に、三岸好太郎の先取の精神に学びながら、北海道の若い芸術家の紹介や、他の美術館のコレクションによる展覧会など、新たな活動に取り組むことになった。
◆三岸好太郎(1903-1934)プロフィール
北海道札幌市生まれ。旧制中学の時代に油絵に興味を抱き、1921年に画家を志して上京。生活に苦労しながら絵を描き、1923年に「檸檬持てる少女」春陽会第1回展に入選を果たす。素朴派への傾倒をみせる初期作品は広く評価され注目を集めた。1926年に中国へ旅行し、上海の租界においてヨーロッパ文化の刺激を受ける。その体験は、彼のロマンティックな資質をいっそう開花させ、1928~32年にかけてフォーヴ風のタッチで道化やマリオネットを描いた一連の作品が生まれた。1932年末からは前衛絵画に関心を持ち、抽象的なスタイルや、「オーケストラ」(1933年)のように絵具の表面を引っ掻くという、大胆な手法を試みた。最晩年には超現実主義(シュルレアリスム)に傾倒し、特に蝶と貝殻を描いた。亡くなる直前にモダンなアトリエの建設に着手したが、その完成を見る前に病に倒れた。
彼は画家としての短い生涯のうちに、同時代の美術思潮を反映して画風を変化させ続けた。しかし新たなスタイルへの果敢な挑戦をしつつも、彼独自の詩的な感覚と繊細な感受性があらゆる作品に見いだされ、そのことにより彼は日本の近代美術史のなかの傑出した存在となっている。
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31歳という短い生涯、作品からのエネルギーを感じます。
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