この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
札幌生まれの画家・三岸好太郎(1903-1934)は約10年余りの短い画業の中で、時代の新しい潮流に敏感に呼応しながら、目まぐるしく作風を変化させました。しかし色彩に注目して画業を概観するとき、地道な探求の軌跡が浮かび上がってきます。
画業初期には、赤系の色彩と緑系の色彩を並置し、明暗の対比により画面を構成。やがて異なる色彩を重層させ、下にある色彩と上から重ねた色彩が響きあうような、色彩の効果を追及していきます。このようにして生みだされる乳白色を、好太郎の妻で画家の三岸節子は「匂ふやうな灰色」と表現しました。この乳白色は、風景画のみならず、ひっかき技法による表現の地や、幾何学的構成を支える地ともなり、画業後半を特色づける重要な色彩となっています。
激しい振幅を見せる画業の展開の中で、地道に積み重ねられ、深化していった好太郎の色彩の世界。この機会にどうぞご覧ください。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2024年12月14日(土)~2025年4月18日(金) |
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会場 | mima 北海道立三岸好太郎美術館 Google Map |
住所 | 北海道札幌市中央区北2条西15丁目 |
時間 |
9:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日、12月29日(日)~1月3日(金)、1月14日(火)、2月25日(火)~28日(金)、3月28日(金)~4月3日(木) ※ただし1月13日、2月24日は開館 |
観覧料 | 一般 510円(420円) 高大生 250円(170円) 中学生以下、65歳以上無料
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TEL | 011-644-8901 |
URL | https://artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp/mkb/ |
mima 北海道立三岸好太郎美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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