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我が国独自の大衆美術として、江戸時代前期に誕生し、発展した浮世絵。しかし江戸時代末期より明治時代にかけ、欧米に膨大な数量の秀品が流出し、日本国内においては、それらの貴重な版画、肉筆画の鑑賞もままならない状態であった。
実業家、元東邦生命保険会長の五代太田清藏(1893~1977)は、このような実情を嘆き、昭和の初めより半世紀以上に渡り浮世絵の蒐集に努めた。そのコレクションは14,000点以上にのぼる。
五代清藏は生前、このコレクションを一般に公開し、情操教育の発展に寄与することを強く願っていた。その遣志を受け継いだ遣族が、未公開であった作品の展示を行い、広く我が国の美術振興の一助とすることを決意し、1980年(昭和55年)1月、美術館開設に至った。
五代太田清藏コレクションは、浮世絵の初期から末期にいたるまでの代表作品を網羅しているばかりでなく、色目の美しい、保存状態に優れた作品が多く含まれることに特色がある。
世界有数のコレクションを所蔵する浮世絵専門の美術館として、毎月さまざまなテーマによる展示活動を行うとともに、調査研究活動や海外の美術館との交流も盛んに行っている。
所蔵作品は、肉筆浮世絵や浮世絵版画のみならず、浮世絵関係の版本、旧鴻池コレクションの扇面画約900点、さらに浮世絵研究家の長瀬武郎から寄贈された肉筆画と版画約600点で、総計14,000点を超える大規模なコレクションとなっている。
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