青森県立美術館 AOMORI MUSEUM OF ART

青森県立美術館青森県立美術館

Photo:左から 外観/メインエントランス(上段左)/コミュニティホール(上段右)/外観(下段左)/アレコホール(下段右)

青森県立美術館についてABOUT AOMORI MUSEUM OF ART

青森県の豊かな芸術風土や、隣接する三内丸山(さんないまるやま)遺跡に埋蔵された縄文のエネルギーを芸術創造の源泉として捉えながら、強烈な個性を有する青森県のアーティストたちの原風景を探求し、世界に向けて発信することを目指し、青森県立美術館は、2006年7月13日に開館した。

美術をはじめとして、映画、演劇、音楽など様々な文化芸術活動を活発に展開し、驚きや感動の体感とともに、新しい価値観と出会う場を積極的に創出する。

2000年2月18日、青森県立美術館設計競技において、応募作品393点(国内からの参加数としては史上最大規模の建築コンペとなった)の中から、建築家 青木淳の作品が最優秀の栄冠に輝いた。

青森県立美術館の建築においては、敷地が日本最大級の縄文集落跡 三内丸山(さんないまるやま)に隣接していること、つまり青森の人々やその言語に感じられる内にこもったエネルギーと縄文文化との強い連鎖、そしてその表現者としての棟方志功等の芸術家、そうした土着的場所性をいかに建築で表現しうるのか、といった点が問われていた。

審査委員長の伊東豊雄は、青木淳による提案はこの点を最も見事に表現されたように感じる、と評価した。

青木淳による設計は、「三内丸山縄文遺跡」の発掘現場から着想を得て、発掘現場のトレンチ(壕)のように、地面が幾何学的に切り込まれ、その上から白く塗装された煉瓦の量塊が覆いかぶさっている。上の量塊の下の面も、凹凸を見せ、土の上向きの凹凸と量塊の下向きの凹凸が、まるで並びの悪い歯列かのように、気ままに、隙間を持ちながら噛み合わされている、という点を建築の基本構成としている。

美術館のシンボルマーク、ロゴタイプをはじめとする総合的なビジュアルイメージは、アートディレクターの菊地敦己が設計している。シンボルマークは「木」と「a」をモチーフにし、パターン(繰り返しの群れ)として展開した。「青い木が集まって森になる」という成長を描いている。

青森県立美術館のコレクションは、地域と風土に密着した芸術を重視した収集を行っている。郷土の作家では、棟方志功、関野凖一郎、斎藤義重、小野忠弘、阿部合成、野沢如洋、橋本花、工藤甲人、工藤哲巳、寺山修司、成田亨、奈良美智など個性豊かな作家の作品を収集。青森県以外の作家では、荒川修作、今井俊満、恩地孝四郎、高山良策、鳥海青児、浜口陽三、山口長男など。海外作家ではシャガール、カンディンスキー、クレー、マティス、レンブラント、ルドン、ピカソといった作家の作品を収集している。

◆ シャガール: バレエ「アレコ」舞台背景画
20世紀を代表する画家の一人、マルク・シャガール(1887-1985)は、1942年、亡命先のアメリカでバレエ「アレコ」の舞台装飾に取り組んだ。青森県立美術館は、全4幕からなるそのバレエの背景画の内、3点を収蔵している。1点の大きさは縦が約9メートル、横は約15メートル。巨大な画面にシャガールの色彩への情熱がほとばしっている。

利用案内INFORMATION

青森県立美術館 公式サイトURL
https://www.aomori-museum.jp/ja/
所在地
〒038-0021 青森県青森市安田字近野185
TEL 017-783-3000
最寄駅
JR新青森駅から車で10分。JR青森駅・青森空港から車で20分。東北縦貫自動車道青森I.C.から車で5分。

青森市営バス青森駅前6番バス停から三内丸山遺跡 行き 「県立美術館前」下車 (約20分)

ルートバスねぶたん号 新青森駅東口バス停から乗車 「県立美術館前」下車 (約10分)
開館時間
9:30〜17:00 (最終入館時間 16:30)
※6月1日~9月30日 9:00〜18:00
(最終入場時間 17:30)
休館日
毎月第2、第4月曜日
※この日が祝日の場合は、その翌日
※年末 12月29日~12月31日
※ただし、企画展の開催・展示替えなどにより、臨時休館や休館日の変更等がありますので、詳しくはスケジュールカレンダーでご確認ください
入館料・観覧料
一般 510円(410円)
大学生・高校生 300円(240円)
中学生・小学生 100円(80円)
※( )内は、団体割引20名以上
※展示内容により変更する場合があります。
※企画展は別途
※団体での観覧をご希望のお客様は団体申込みの手続きをお願いします。
団体申込書 (PDF/80KB)
割引クーポン
特になし
美術館名 よみがな
あおもりけんりつびじゅつかん

アクセスマップACCESS MAP

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青森県立美術館
〒038-0021 青森県 青森市安田字近野185  TEL 017-783-3000

青森県立美術館についての感想・評価REVIEWS

4.0

あおもり犬に会いたくて行ってきました。

大人の休日俱楽部パスを利用して仙台・八戸・青森と旅行し、
三内丸山遺跡を見た後、歩いていきました。

常設展はパスの割引がきいて410円はうれしい値段です。

入ってすぐ目に入るシャガールの「アレコ」全4作品の大きさに圧倒されます。
撮影可というのも嬉しいです。

次は奈良美智さんのコーナー。
通路が工事中という事で、8,5mのあおもり犬はガラス越しでしか見られなかったのはとても残念でした。

棟方志功のコーナーも広く、てとても充実したました。

初めて行ったせいもあるが、順路が少々分かりづらかった。

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