青森県立美術館開館20周年
装飾する魂
ユーロ=アジア世界をつなぐ文様の宇宙
―縄文、ケルトから、ねぶたまで
- 開催期間:2026年7月11日(土)~2026年9月27日(日)
- クリップ数:3 件
この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
人はなぜ「飾る」のでしょうか。「装飾」、それは数万年以上前から、人類・人間が、明日への「希望と祈りの美」を創造する営みとして伝えられてきました。世界の装飾文化に深い考察を巡らせてきた、多摩美術大学名誉教授・鶴岡真弓氏を監修に迎えて開催する本展は、ヨーロッパの「ケルト」装飾写本から、「世界文化遺産:北海道・北東北の縄文遺跡」の土器・土偶の数々、アイヌやナナイなど北方の民の精神世界を照らし出す衣装や宝飾品、さらには棟方志功の「板画」、そして「ねぶた」、と「西の極み・ケルト」から「東の極 み・日本」まで、珠玉の「装飾/文様の宇宙」を、鶴岡氏が提唱する「ユーロ=アジア世界」の広がりの中に輝かせます。
監修者のことば
――「ホモ・オルナートゥス(飾る人)」の発見――
私たち人類・人間は、「ホモ・サピエンス(知恵の人)」と呼ばれますが、「ホモ・ファベル(作る人)」であり、さらに輝く美を「生の営み」のなかに創り出してきた、創造的な「ホモ・オルナートゥス(飾る人)」として生かされてきました。昔も今も私たちの「飾る営み」は、「身体」「服飾」「建築」「インテリア」「庭園」「環境」まで、聖と俗の両方の空間に連綿と創り続けられ、その営みは止むことなく再生され持続されています。
地球の生命が疲弊し、国際社会が昏迷する今、遥か、いにしえの人々が宇宙・自然に「生かされている」ことに感謝し創造した「装飾的思考」を、根源から発揮する時が来ているのではないでしょうか。夏の朝に咲く朝顔の蔓草を文様にした人々。星の輝きを布に刺してきた先人たち。生きとし生けるものの死をも乗り越えていこうとする「装飾する魂」。それは人類の生き方が問われる現代にこそ、この地上で発揮され、新たな希望を創出する時を迎えていると思います。
鶴岡真弓
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 | 2026年7月11日(土)~2026年9月27日(日) |
|---|---|
| 会場 |
青森県立美術館
|
| 住所 | 青森県青森市安田字近野185 |
| 時間 |
|
| 休館日 | 7月27日(月)、8月17日(月)、8月31日(月)、9月14日(月) |
| 観覧料 | 一般 1,700円(1,500円) 大学生 1,200円(1,000円) 18歳以下及び高校生は無料
|
| TEL | 017-783-3000 |
| URL | https://www.aomori-museum.jp/schedule/17593/ |
青森県立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES
『ケルズの書』(800年頃)キリストのギリシャ語の頭文字XPIをかたどる装飾頁
©The Board of Trinity College Dublin
棟方志功《飛神の柵》 1968年 棟方志功記念館蔵
2019年多摩美術大学で開催された「渦巻の大宇宙」展でのゲル(神奈川県立地球市民かながわプラザ蔵)展示風景[撮影:土田祐介]
クマ形土製品、弘前市尾上山(1)遺跡出土、縄文時代晩期、青森県立郷土館蔵(風韻堂コレクション)
[国宝]中空土偶、函館市著保内野遺跡出土、縄文時代後期、函館市蔵
[長野県宝]水煙渦巻文深鉢、曽利遺跡出土、縄文時代中期、井戸尻考古館蔵
蝦夷錦(蟒袍[もうほう]) 、市立函館博物館蔵
第七代ねぶた名人・竹浪比呂央
青森県立美術館南側窓[撮影: 小山田邦哉]

