ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展〈童堂賛歌〉

千葉市美術館

  • 開催期間:2024年11月16日(土)~2025年1月13日(月・祝)
  • クリップ数:7 件
  • 感想・評価:4 件
ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展〈童堂賛歌〉 千葉市美術館-1
ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展〈童堂賛歌〉 千葉市美術館-2
ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展〈童堂賛歌〉 千葉市美術館-3
ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展〈童堂賛歌〉 千葉市美術館-4
ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展〈童堂賛歌〉 千葉市美術館-5
ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展〈童堂賛歌〉 千葉市美術館-6
ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展〈童堂賛歌〉 千葉市美術館-7
ザ・キャビンカンパニー「童堂賛歌メインビジュアル」2024年 作家蔵
ザ・キャビンカンパニー《童堂賛歌》2024年 撮影:橋本大 作家蔵
ザ・キャビンカンパニー《アノコロの国》2024年 撮影:橋本大 作家蔵
ザ・キャビンカンパニー《オボロ屋敷》2020年 撮影:橋本大 作家蔵
平塚市美術館での展示風景 撮影:吉森慎之介
ザ・キャビンカンパニー『がっこうにまにあわない』原画 2022年 作家蔵
ザ・キャビンカンパニー『ゆうやけにとけていく』原画 2023年 作家蔵
ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展〈童堂賛歌〉 千葉市美術館-1
ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展〈童堂賛歌〉 千葉市美術館-1
ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展〈童堂賛歌〉 千葉市美術館-1
ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展〈童堂賛歌〉 千葉市美術館-1
ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展〈童堂賛歌〉 千葉市美術館-1
ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展〈童堂賛歌〉 千葉市美術館-1
ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展〈童堂賛歌〉 千葉市美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

ザ・キャビンカンパニーは、大分県由布市の廃校をアトリエにし、絵本や絵画、立体作品、イラストレーションなど、日々さまざまな作品を生み出している阿部健太朗(1989- )と吉岡紗希(1988- )による二人組のアーティストです。 2009年のユニット結成以来、40冊以上の絵本を発表。絵本『だいおういかのいかたろう』 (鈴木出版、2014年)で日本絵本賞読者賞を受賞し、2024 年には『ゆうやけにとけてゆく』(小学館、2023年)で第29 回日本絵本賞と第71 回産経児童出版文化賞を受賞するなど、数々の高い評価を得てきました。絵本はもちろん、2 年にわたり絵を担当した「こどもの読書週間」ポスターによって、二人の作り出す独特の色彩と力強さを持つ作品のイメージは、子どもたちにとってますます親しみ深いものになっているといえるでしょう。

一方で、彼らの活動は絵本の分野にとどまらず、新国立劇場ダンス公演 Co. 山田うん『オバケッタ』の舞台美術(2021年)を手がけるほか、「NHK おかあさんといっしょ(Eテレ)しりたガエルのけけちゃま」のキャラクターデザインと美術制作を担当、歌手あいみょんの「傷と悪魔と恋をした!」ツアーパンフレットの表紙及び本文挿絵を制作しています。また、地元大分では、大分県立美術館と JR 大分駅の共同企画「 OPAM at Platform of Oita Station」(2021-2022年)において、ホームの元喫煙スペースの中に設置された巨大な作品《キメラブネ》が、絵本やアートに馴染みのない人々からも注目を集め、SNS 上でも大いに話題になりました。

展覧会のタイトル〈童堂賛歌〉とは、本展のためにつくられたことばです。「飽きることなく何十回でも何時間でもすべり台で遊び続ける、子どもの時間のとらえ方や感覚に象徴される「童」と、本屋や薬局、駄菓子屋などの店名にも使われるお堂の「堂」=「万物を受け入れる」という意味が組み合わされています。展覧会は7つのテーマの部屋で構成され、まるで空間が大きな1冊の本になったようなしかけが満載です。

本展では、活動初期から現在までの絵本原画400点に加え、立体造形、映像作品などを一堂にご紹介します。ザ・キャビンカンパニーの多様な魅力に満ちた作品を身体全体でお楽しみください。

原始の力に満ち満ちて、あらゆる価値を溶解し、秩序無く、唐突で、美しく、恐ろしく、滑稽で、神秘で、不可思議で、そんなものがドウドウと流れる、川のような心底歌を、どうにか形にしてみたいと思った。  
― ザ・キャビンカンパニー

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年11月16日(土)~2025年1月13日(月・祝)
会場 千葉市美術館 Google Map
住所 千葉県千葉市中央区中央3-10-8
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
  • ※金・土曜日は20:00まで(最終入場時間 19:30)
休館日 12月2日(月)、12月16日(月)、
12月29日(日)~1月3日(金)、
1月6日(月)
※第1月曜日は全館休館
観覧料 一般 1,200円(960円)
大学生 700円(560円)
小・中学生、高校生 無料
  • ※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
    ※( )内は前売券、団体20名以上、および市内在住65歳以上の料金
    ◎本展チケットで5階常設展示室「千葉市美術館コレクション選」も観覧できます
    ◎ナイトミュージアム割引:金・土曜日の18:00以降は観覧料半額
TEL043-221-2311
URLhttps://www.ccma-net.jp/

千葉市美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

千葉市美術館 千葉市美術館

巡回展TRAVELING EXHIBITION

ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展〈童堂賛歌〉 巡回情報
※巡回先は、全情報が載っていない場合もございます。最新の巡回先一覧は、展覧会公式サイトなどでご確認いただけますよう、お願いいたします。
また、会期が変更など開催情報に変更が生じる場合がありますので、お出かけの際には、公式サイトにて最新情報をご確認ください。

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

はじめまして!ザ·キャビンカンパニーと千葉市美術館

アートアジェンダ様
チケットありがとうございました。

知らないアーティストでしたが、写真OKで、遊べる作品や絵本が読めるコーナーもあって楽しかったです。

とくに、立体作品がいっぱいの部屋は、巨大な人の形のもあって、別世界に迷い込んだよう。

また、あいみょんのライブパンフレットだったり、企業のデザインだったり、絵本だけではありません。

こういったコラボレーションについて

「第三者が入ることで自分たちの脳みそをすごくひろげてもらえる気がして…」と考え方が柔軟なのもステキです。

『この本読んで!2024夏号』(メディアパルムック)によると

おもに、妻の吉岡さんが曲線的な動物や人間など生きているものを、夫の阿部さんが建物など直線的なもの担当だそう。

お二人の作品は、カラフルで繊細で、キャラクターもカワイイだけじゃない魅力があります。

ぜひ、絵本を手にとって間近で楽しみたいです。

常設展では、ひとつ前の展覧会、Nerhol(ネルホル)の作品がありました。

人物の連続写真を重ねて彫るという、ナゾな作品で、とっても気になっていたので、あってよかった。

また、千葉市美術館も初めてでした。

戦前の銀行の建物を、新しいビルで包み込んだ設計。一見の価値ありです。

千葉市内には、めずらい吊り下げタイプの懸垂式モノレールがあり、電車と違って空を飛んでいるような不思議な感じがします。

これに乗って、千葉県立美術館へと美術館巡りをするのもオススメです。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

5.0

多彩な作品群

過去に訪問した際は、友人の車で地下駐車場からのエレベーターだったため、今回、1階入口から入場して、建物自体が素晴らしいことに気付き、驚きました。
「ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展〈童堂賛歌〉」…
初めて知り、初めて拝見し、巨大な立体作品に圧倒されました。
絵本,企業やミュージシャンとのコラボなど、色々な受賞歴に多彩な活動…
2024年の締めくくりの鑑賞が、素敵な良き思い出になりました。
ぜひ、大分へ伺いたいとも思いました。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

5.0

触って感じて絵本の世界をスケールアップして体感できる!

訪れた日が1/5の朝イチという事もあり、美術館周辺も人通りが少なく展示会場内もゆったりと作品を鑑賞できました。
美術館は2フロアにまたがった2部構成で、第一会場は巨大で沢山の段ボールアートによるオブジェの幻想空間が広がります。
親子連れでまだ歩き出したばかりの小さな子供が、木のオブジェに小さな木の玉をコロコロと投げ込みそこから出る音色に手を叩きながらキャッキャと笑顔を浮かべている姿が印象的でした。
映像のコーナーは入場者も作品の一部となるような設えで、自分の影と作品の影が一体化しているような不思議な感覚でした。

会場をつなぐアプローチには靴を脱いで体験できる作家のアトリエである廃校の中を覗き見るコーナーがあったり、
第2会場は今までの作品アーカイブスのコーナーへと続いています。
そちらでは子供たちは絵本を手に取って読める子供用のテーブルと椅子があったりと、半日そこにいて楽しめそうな空間作りでした。
作家さん自身が描いた会場の『たのしみかたちず』がまた楽しい仕掛けで、子供から大人まで作品の世界観にどっぷりハマる楽しい展示会でした。
写真撮影OKなので幻想空間映えの画像たくさん撮影しました。

余談ですが、屋上のレストラン、落ち着いた雰囲気で千葉市を一望でき、空いていてご飯も美味しい〜
ちょっと得した気分でした。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

4.0

絵本の世界が立体的に、かつ等身大で目の前に出現する

絵本作家の展覧会というと、基本は原画で、そして絵本の原画なのでそんなに大きくないけど、印刷では分からないタッチや色彩が楽しめる。まあ、そんなつもりで見に行ったら、かなり違ってなかなか楽しい。嬉しい方向に裏切られた、という感じです。ともかく巨大な作品が多い。絵本の世界を立体化して等身大にしたようなインスタレーションが続く。それも展示室を変わるたびに平面、映像、立体と次から次へと展開していくので、本当に楽しい。

前半はそんな感じ。千葉市美術館は企画展示用に7階と8階を用意していて、前半は8階。後半は7階。7階では企業や自治体に提供した作品から始まって、絵本原画で壁を埋め尽くした展示や、ザ・キャビンカンパニーがアトリエにしている大分県にある廃校についてなど、おとなしめの展開かと思いきや、最後の展示室に高さ277cm長さ14mの巨大な絵《巨大画「童堂賛歌」》があって、びっくりさせられるのでした。この巨大な作品は新作で、かつここで描かれたらしく画布からしたたった絵具が床に溜まっているのでした。

写真&動画撮影可。図録ありで、デザインが祖父江慎というのもうれしいところ。ちなみに、図録には《巨大画「童堂賛歌」》で飛び散った絵具のかけらが貼り付けてある。さらに、ちなみに常設展は田中一村とNerholという組み合わせで、楽しめました。

THANKS!をクリックしたユーザー
さいさん、morinousagisanさん、アバウトさん

あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する

より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する

周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
千葉県で開催中の展覧会

出展作品・関連画像IMAGES

ザ・キャビンカンパニー「童堂賛歌メインビジュアル」2024年 作家蔵

ザ・キャビンカンパニー《童堂賛歌》2024年 撮影:橋本大 作家蔵

ザ・キャビンカンパニー《アノコロの国》2024年 撮影:橋本大 作家蔵

ザ・キャビンカンパニー《オボロ屋敷》2020年 撮影:橋本大 作家蔵

平塚市美術館での展示風景 撮影:吉森慎之介

ザ・キャビンカンパニー『がっこうにまにあわない』原画 2022年 作家蔵

ザ・キャビンカンパニー『ゆうやけにとけていく』原画 2023年 作家蔵

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

※あなたの美術館鑑賞をアートアジェンダがサポートいたします。
詳しくはこちら

CLOSE

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

ログインせずに「いいね(THANKS!)」する場合は こちら

CLOSE


がマイページにクリップされました

CLOSE マイページクリップ一覧を見る


がお気に入りに登録されました

CLOSE マイページお気に入り一覧を見る


を訪問済みに移動しました

CLOSE マイページ訪問済みイベントを見る

CLOSE

name

参考になりました!をクリックしたユーザー 一覧
CLOSE