4.0
小杉放菴展感想
今回の展覧会では小杉放菴の生涯を一望できる幅広い作品が展示されていました。展示品は日本画中心でしたが特集展示も素晴らしく見ごたえがありました。小杉放菴についてはこれまで作品含めてあまり知りませんでしたが作品やその魅力を再発見させられました。東京、八王子で開催されているこの機会に多くの人に見てもらいたいです。
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本年は小杉放菴の没後60年にあたり、今回の展示では放菴の画家としての生涯を一望できる作品がラインナップされます。画壇では日本美術院(院展)洋画部や春陽会を牽引し、油彩画の名手として名をはせた放菴ですが、本展では、彼が個人的に描き続けていた日本画を展示の主軸とし、放菴の日本画家としての側面にスポットを当てた内容となっています。
放菴の日本画は、中国絵画の南宗画に由来する江戸時代後期の日本絵画『南画』の系譜に、近代的な感覚を取り入れた『新南画』と位置付けることができます。“南画の印象派”とも呼べる小杉放菴の魅力を存分にお楽しみください。
また、小杉放菴記念日光美術館が所蔵する、明治・大正期に内外の画家が、日光の社寺や風景を描いた水彩画のコレクションも併せて紹介します。
◆ 小杉放菴(こすぎほうあん 1881-1964)
現在の日光市に生まれる。はじめ五百城文哉(いおきぶんさい)に洋画を学び、小山正太郎主宰の不同舎に入門して小杉未醒と号する。横山大観らと日本美術院を再興、洋画部を牽引するが後に春陽会を結成し小杉放菴(放庵)と号した。近代洋画の大家として名を遺すが、その生涯で多くの日本画も描いた。
会期 | 2024年11月16日(土)~2025年1月26日(日) |
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会場 | 八王子市夢美術館 Google Map |
住所 | 東京都八王子市八日町8-1 ビュータワー八王子2F |
時間 |
10:00~19:00
(最終入場時間 18:30)
|
休館日 |
月曜日、 12月29日~1月3日 ただし祝日の場合は開館、翌火曜日が休館 |
観覧料 | 一般 1,000円 学生(高校生以上)・65歳以上 500円 中学生以下 無料 |
TEL | 042-621-6777 |
URL | https://www.yumebi.com/ |
4.0
今回の展覧会では小杉放菴の生涯を一望できる幅広い作品が展示されていました。展示品は日本画中心でしたが特集展示も素晴らしく見ごたえがありました。小杉放菴についてはこれまで作品含めてあまり知りませんでしたが作品やその魅力を再発見させられました。東京、八王子で開催されているこの機会に多くの人に見てもらいたいです。
5.0
近代画壇で洋画、日本画両方で影響力をもった放菴の作品をまとめて観賞出来る希少な機会です。瀟洒で粋な日本画が多めなのが個人的に嬉しい。特注の放菴紙に卓越した筆さばきで描かれた作品は実際間近で観るとマチエールが実感出来ます。吉田博、石井泊亭等日本の画家、海外から日本に来て描かれた日光の風景水彩画の特集展示も見応えあります。総展示数82点、?️可です
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