4.0
洋画も日本画も面白い
彼の興味の移り変わりと同じく「前半洋画、後半日本画中心」の展示となっています。
私は、「農夫」や「黄初平」のような金色バックでちょっと肩の力が抜けたような洋画の人物画がとても良いと感じましたが、ご本人の興味は残念ながら西洋画から日本画に変わっていき、そういう作品はなくなってしまいます。
しかし、彼の日本画での植物の描き方が素晴らしく、日本画も楽しめます。植物と鳥類を描いた作品は、色数を抑え彼が好んだ麻紙(まし)による墨の滲み・かすれを活かして描かれています。
撮影可能なのですが、会場の照明がやや黄色がかっている気がしたことと、非常口マークの緑がやたら映り込む気がしました、そこが残念・・・。