4.0
優品をゆっくり鑑賞
受賞作品と神奈川ゆかりの作家の大型作品がずらりと揃い壮観。毎度のことながら安定した美しい作品をゆっくりじっくり楽しめるのが嬉しい。
同人では、番場三雄の「上杉家御廟所」の紫色の杉木立の先に御廟を望み木立の切れ間に覗く金色の空が幽玄。
手塚雄二「双樹」は手塚作品にしては珍しくモノトーンでスッキリ美しい。
一般部門の村上里沙「星画」の蒼い水面の紅葉の葉水紋が美しい。
洪旭頡「夜未央」は静謐な作品で好感がもてる。
今回、日本橋三越で開催されていた「第79回春の院展」も合わせて見たがこちらは小型作品で同じ作家が同じ題材で描いた物が有り既視感が面白かった。
そごう6階の画廊でも院展作家の展示有り。
全作品撮影可能だが撮影するには事前に受付で赤いタグをもらうこと。