令和6年春の特別展
「夢みる光源氏―公文書館で平安文学ナナメ読み!―」

国立公文書館

  • 開催期間:2024年3月16日(土)~2024年5月12日(日)
  • クリップ数:6 件
  • 感想・評価:2 件
令和6年春の特別展「夢みる光源氏―公文書館で平安文学ナナメ読み!―」 国立公文書館-1
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枕草子
源氏物語
小右記
令和6年春の特別展「夢みる光源氏―公文書館で平安文学ナナメ読み!―」 国立公文書館-1
令和6年春の特別展「夢みる光源氏―公文書館で平安文学ナナメ読み!―」 国立公文書館-1
令和6年春の特別展「夢みる光源氏―公文書館で平安文学ナナメ読み!―」 国立公文書館-1
令和6年春の特別展「夢みる光源氏―公文書館で平安文学ナナメ読み!―」 国立公文書館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

令和6年春の特別展では「夢」をテーマに、『源氏物語』やその注釈書を中心とした平安文学に関する資料を展示します。

和歌や物語には、「夢」が神仏のお告げであったり、亡き人からの伝言であったり、不思議な力を持つものとして描かれています。それは当時の信仰・文化の一つであり、これらを読むことによって平安貴族の精神世界に迫ることができます。

この機会にぜひ「夢」を通して「公文書館で平安文学ナナメ読み」をお楽しみください。

◆主な展示資料
枕草子(まくらのそうし)
清少納言が記した随筆。平安貴族は「夢」で吉凶を占っていました。「うれしきもの」の章段には、「夢占い」に一喜一憂する様子が記されています。展示資料は慶長年間(1596~1615)に刊行された古活字版(16世紀末~17世紀初めに活字で印刷した書物)で、紅葉山文庫旧蔵書です。

源氏物語(げんじものがたり)
紫式部が著した長編物語。「夕顔」の巻では、光源氏の「夢」に現れた女がやがて物の怪となって出現し、夕顔を取り殺してしまいます。展示資料は承応3年(1654)に挿絵入りで出版されたもので、紅葉山文庫旧蔵書です。

小右記(しょうゆうき)
平安時代中期の貴族である藤原実資の日記。長和5年(1016)5月18日条には、藤原道長の死の「夢」を見た者が現れ、道長の死が噂されます。これを実資は「夢は虚実通うもの」と述べています。展示資料は現存部分全ての記事が記載された写本です。貞享元年(1684)に書写されたもので、紅葉山文庫旧蔵書です。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年3月16日(土)~2024年5月12日(日)
会場 国立公文書館 Google Map
住所 東京都千代田区北の丸公園3番2号
時間 9:15~17:00
  • ※4月26日(金)、5月10日(金)は20:00まで開館
休館日 4月8日(月)
観覧料 無料
TEL03-3214-0621(代表)
URLhttps://www.archives.go.jp/

国立公文書館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

国立公文書館 国立公文書館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

源氏物語、昔も今も注釈本が有ったのか

古文書、読めません。美しい崩し文字、流れる様な仮名文字。
憧れますが難しい。
ショーケースに古文書と解説文、壁面に挿絵を添えた源氏物語の各章のあらすじが有る。
千年前のベストセラーは発表から百年位でもう、注釈本が必要になるほど生活習慣が変わったんだなぁと知った。色々な注釈がなされ、現代まで続いているのは本当に凄い。
色々な方の現代語訳を読み比べてみても一緒なのはあらすじだけで歴然とした違いが有り読み飽きない。
無料がうれしい。お花見がてら観覧をお勧めする。

THANKS!をクリックしたユーザー
はるにゃんさん、さいさん、morinousagisanさん

3.0

なかなか面白い日本人の「夢」感を平安文学から

国立公文書館東京本館さんは、東京国立近代美術館のすぐお隣です。常に無料です。その名の通りお国から移管を受けた公文書や歴史資料を保管管理しているところなのですが、常設展示も行われていて、更に時々なかなか面白い特別展企画展もやってくれちゃっています。たまにのぞかせて頂いたのをちょっと思い出せば、天皇家関係資料や徳川家関係資料の企画展が多かったかもですが、近年では「江戸時代の罪と罰」「旗本御家人お仕事いろいろ」「ふしぎなふしぎな百人一首」「戊辰戦争―菊と葵の500日」などが、印象に残っています。今回はやっぱりNHKさんの大河ドラマ絡みで、「源氏物語」なのでしょうか。〈近美〉さんを観て元工芸館〈旧近衛師団司令部庁舎〉での「技を極める―伝統工芸が伝えるメッセージ」展を観て、竹橋駅に戻る時、『夢みる光源氏―公文書館で平安文学ナナメ読み』の看板でまたちょっと立ち寄らせて頂きました。平日午後、割合多くの観覧者がいらしていました。この春の特別展では「夢」をテーマに、『源氏物語』やその注釈書を中心とした平安文学全般に関する資料が展示されています。 和歌や物語には、「夢」が神仏のお告げであったり、亡き人からの伝言であったり、不思議な力を持つものとして描かれています。それは当時の信仰・文化の一つであり、 これらを読むことによって平安貴族の精神世界に迫ることができるのでは、ということの様です。私も学生の頃勉強した中世近世の古文書ですら、ましてや変体仮名など、とてもとても読めません。挿絵と文章に、注釈と、短歌などは現代の文字でも示されています。「ナナメ読み」というだけあって、本当にポイントだけかいつまんで上手く紹介されています。平安文学でなくても、昔話にも「夢」「夢占」「夢買」はよく出てきますよね。ちょっと「”夢”考」してみたくなりました。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん、fumiko773さん

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源氏物語

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