豊島区立 熊谷守一美術館 特別企画展
熊谷守一美術館39周年展
守一、旅を描く。

豊島区立熊谷守一美術館

  • 開催期間:2024年4月16日(火)~2024年6月30日(日)
  • クリップ数:23 件
  • 感想・評価:2 件
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「山道」1961(昭和36)年 板・油彩 熊谷守一つけち記念館蔵
「伊豆堂ヶ島」1939(昭和14)年 板・油彩 熊谷守一つけち記念館蔵
「海の図」 1958(昭和33)年 板・油彩 熊谷守一つけち記念館蔵
「開田村」1962(昭和37)年 板・油彩 熊谷守一つけち記念館蔵
「湖畔山羊」1950(昭和25)年 板・油彩 熊谷守一つけち記念館蔵
「御嶽」1953(昭和28)年 板・油彩 熊谷守一つけち記念館蔵
「秋元湖」1957(昭和32)年 板・油彩 熊谷守一つけち記念館蔵
「仁右衛門島」1951(昭和26)年 板・油彩 熊谷守一つけち記念館蔵
「朝の富士」1957(昭和32)年 板・油彩 熊谷守一つけち記念館蔵
「風景(蓼科高原大池)」1948(昭和23)年頃 板・油彩 熊谷守一つけち記念館蔵
熊谷守一ポートレート / 撮影年不詳 / 豊島区立 熊谷守一美術館
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

熊谷守一はその晩年、自宅と庭からほとんど外出せずに作品を制作し、植物や虫など、ごく身近なモチーフを描いたことで知られています。しかし実は守一は、70歳を超える頃まで日本の様々な土地へ旅をし、各地で出会った風景を題材に作品を描いています。

東京美術学校在学時には夏休みを利用して徒歩でのスケッチ旅行に出かけ、卒業後には樺太調査団の絵描きとして樺太の風物の写生を仕事とした時期もありました。昭和初期、二科技塾で指導していた頃には、塾生とともに写生旅行に出かけることもしばしばあり、戦後もそういった仲間と共にスケッチの旅に出かけています。そして76歳の春、脳卒中の発作を起こし自宅に籠もるようになりましたが、その後もかつての旅先の風景を描いたスケッチや作品をもとに再制作を重ねています。

長い画業のなかで、熊谷守一作品の創作の源泉となり続けた旅先での風景。そんな熊谷守一と「旅」をめぐる作品を紹介します。

本展では、熊谷守一の故郷、岐阜県中津川市付知町の「熊谷守一つけち記念館」から油彩作品19点/関連資料1点の計20点を借り、守一と「旅」をテーマに、熊谷守一美術館所蔵・寄託作品とあわせて展示します。 

◆展示作品 計約100点
熊谷守一つけち記念館所蔵 熊谷守一作品20点(油彩19点、関連資料1点)、豊島区立 熊谷守一美術館所蔵作品 約80点

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年4月16日(火)~2024年6月30日(日)
  • *会期前後に臨時休館あり 
    会期前:4月1日(月) ~ 4月15日(月)
    会期後:7月1日(月) ~ 7月22日(月) 
会場 豊島区立熊谷守一美術館 Google Map
展示室第一・第二・第三展示室
住所 東京都豊島区千早2-27-6
時間 10:30~17:30 (最終入場時間 17:00)
休館日 月曜日 
観覧料 一般 700円(15人以上団体630円)
高・大学生 300円
小・中学生 100円
小学生未満 無料
  • ※障害者等手帳提示の方は100円(介助の方1名無料) 
    ※豊島区在勤・在住の証明を提示の一般の方は、600円で観覧できます
TEL03-3957-3779 (代表)
URLhttp://kumagai-morikazu.jp/

豊島区立熊谷守一美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

豊島区立熊谷守一美術館 豊島区立熊谷守一美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

守一翁、実は旅好き

特別企画展「熊谷守一美術館39周年展 守一、旅を描く。」に行って来ました。たしか30周年で、愛知県美術館木村定三コレクション、岐阜県美術館、名古屋市美術館、個人コレクターなどからも借用し、油彩約に墨絵・書などあわせて100余点が展示されていたと‥。久々に守一翁の世界を満喫した記憶がありました。実はその時は分かっていませんでしたが、熊谷守一美術館の〇周年記念展として、各地で所蔵されている守一作品を観られる特別展は、決して区切りの良い年ではなく、毎年5月28日前後に開催されているのでした。で、それからも私は度々〇周年記念特別展を観て来ています。来年は40周年なのです。一応ちょっと期待し楽しみにはしてみます。今回、タイトル「守一、旅を描く」ですが、決して若い頃の作品という訳ではありませんでした。もう5-6年前? 国立近美さんが守一の大回顧展をやられた頃だったと。山崎努さんが晩年の守一を見事に演じた映画『モリのいる場所』の描くように、守一はその晩年、「自宅と庭からほとんど外出せずに作品を制作し、植物や虫など、ごく身近なモチーフを描いた」のだと周知されていました。でも実際には守一は旅好きで、脳卒中発作を起こす76歳まで、仲間と共に日本各地を旅していたそうです。卒中後は自宅で、かつて旅先で出会った風景スケッチや作品をもとに、再考を重ね更に多くの「旅」作品が製作されていました。旅先で目にした風景は、長い画業の中で、「熊谷守一作品」の創作の源泉となり続けた訳です。もちろん庭の虫や草花や猫をじっくり見つめて愛しみ描くこともしていて、守一が永眠されたのは97歳、つまりまあ20年以上を映画のような日々を送られた訳ですが‥。
今回のお気に入り、初お目見えではないものが多いですが、《風景(蓼科高原大池)(1948年頃)》《湖畔山羊(1950年)》《冬の海(1953年)》《御嶽(1953年)》《朝の富士(1957年)》《秋元湖(1957年)》《山道(1961年)》《開田村(1962年)》などなどです。画家の眼、を感じさせられるものばかりです。風景のみも多いですが、人や生き物を小さく登場させて描く守一の作品は、大自然の中に生きる人や動物たちへの愛と、自然への畏怖とを、感じさせてくれます。
豪雨の日にもかかわらず、館内はかなりの観覧者がいらしていました。やはり、地域の人に親しまれているのかと‥。豪雨で梅雨寒の外とは別世界、ロビー… Read More

THANKS!をクリックしたユーザー
Camdenさん、morinousagisanさん

4.0

モリカズ様式を堪能

豊島区千早の閑静な住宅街にポツンと建つ当館。この企画展の期間も残り半月に迫り、なんとか時間を見つけて平日の閉館前45分に到着。結論、来れて、観れて、良かったです。

一階の展示室の約30点の作品が見どころ、その多くは他館所蔵品で、モリカズ様式を堪能です。造形の極端な単純化・抽象化、太い赤い輪郭線、彩度高い単色での塗り分け、まるでステンドグラスのようです。色のゾーンは横に横に刷毛目を鱗のように丁寧に重ねる筆触。この独特のスタイルの確立は、97歳の生涯に亘る長い画歴の中で、なんと70歳台半ばのこと。展示の中でそこに至る迄の40-50歳台の試行錯誤と変遷が確認でき実に面白い。写実的な風景画に不自然な赤マル囲いを輪郭として描き込む、等は無理やり感あり、まさに試行。氏の極貧・困窮と苦労の人生が、かくも遅い作風変遷にオーバーラップし、感慨深いです。

《風景(蓼科高原大池)》 68歳の作。陸の濃緑と湖面・空の淡青が横たわる背景に、縦に伸びる八本の白樺のにょろにょろしたライン、とシンプルで大胆な構図。絵葉書大の小品にして爽やかに語り掛けてきます。
《木小屋》 86歳の作。これも横向きの色面が層をなす構図にて、中央(湖畔の陸地)の明るいオレンジ帯が鮮やかに訴求します。

館の一階ロビーがカフェ・ラウンジになっており、大好きな珈琲焙煎香で満たされていて印象的でした。

THANKS!をクリックしたユーザー
Sukekiyo-Acckermanさん

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出展作品・関連画像IMAGES

「山道」1961(昭和36)年 板・油彩 熊谷守一つけち記念館蔵

「伊豆堂ヶ島」1939(昭和14)年 板・油彩 熊谷守一つけち記念館蔵

「海の図」 1958(昭和33)年 板・油彩 熊谷守一つけち記念館蔵

「開田村」1962(昭和37)年 板・油彩 熊谷守一つけち記念館蔵

「湖畔山羊」1950(昭和25)年 板・油彩 熊谷守一つけち記念館蔵

「御嶽」1953(昭和28)年 板・油彩 熊谷守一つけち記念館蔵

「秋元湖」1957(昭和32)年 板・油彩 熊谷守一つけち記念館蔵

「仁右衛門島」1951(昭和26)年 板・油彩 熊谷守一つけち記念館蔵

「朝の富士」1957(昭和32)年 板・油彩 熊谷守一つけち記念館蔵

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