3.0
安藤緑山の生き写しの果物とか野菜に会いたくて行きました
毎度、思うのですが、どの美術館も自分の所にあるコレクションをどう見せるかを悩んでいるなあと。三井記念美術館も例外ではない。今回は味、温度、香、触、聴、情のテーマで三井のコレクションから選んで展示するという趣向です。古美術入門的な側面もあって、感覚で古美術を捉えてみよう、という鑑賞方法を提案しているように思えます。
久しぶりに見る、安藤緑山が象牙で作った茄子とか、碌山の作品でしか知らない仏手柑あたりが個人的なツボです。あと河鍋暁斎の《花見の図》が描表装でなかなか豪華でした。
展示替えなしで、すべて撮影OK。ただし、図録がないのは少々つまらない。