4.0
希望の機能の〈かたち〉は美しい
正直、大規模な仕掛けもないし〈展示会〉のような構成でもある。しかし、ひとつひとつがどれも驚きの機能と考察が成された美しい〈かたち〉に溢れていた。
昨今のアート系の未来はどこかグロテスクだけど、科学が考える未来は自然で美しい。
A-POC ABLE ISSEY MIYAKEのスチームストレッチ技術は一番近い美しい科学でありデザインだし、まるでアニメのような稲見自在化身体プロジェクト「自在肢」は、現在の想像を超えた何かを孕んでいた。
プロダクトデザインが見据える未来は、人に寄り添うものになりそうな気がした。
固いプラスチックが形状によって自由な柔らかさを持つのを、自分の手で触れることができるコーナーもあり、とても面白かった。
6月5日(水)11時入館。混雑無し。一部を除いて写真・動画撮影可。