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醍醐寺はやっぱり桜が一番いい!
醍醐寺と言えば、豊臣秀吉の「醍醐の花見」が有名で、イメージはそれしかない、それを払拭する展覧会ですとのキャッチコピーに惹かれて、見に行きました。
よくよく考えると、醍醐寺の花見にも行ったことがないし、私が知る「醍醐の花見」は机上でしたので、今回の展覧会に行って感じた結論、やっぱり桜が一番いい!と感じました。
昭和9年の室戸台風により被害を受けた三宝院、堂本印象が襖絵を寄贈した作品「桜花と杉樹」、山口雪渓の「桜図屏風」は小さな花びら、茶と緑の葉のバランスが絶妙でとても綺麗でした。最後に岸田夏子の「醍醐寺の春」は圧巻で、これは本物を見ないといけないと思わせる作品でした。岸田劉生の孫であることも今回初めて知り、連綿と続く絵画の精神をより感じることができました。