5.0
とても 見やすい展示で 大変良かったです!
時代とともに 歴史とともに 農業と人との関わり方が変わっていき その時代の 農民の様子を表現していることに とても 感銘を受けました。主食となる作物の豊かさと農民達の暮らしとの関係が時代背景によって同じではない事も 絵画に表現されていて 大変見応えがありました。素人にも分かりやすい展示で 大変良かったです!
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近年、気候変動や武力紛争によって生じる食糧危機が身近となるなか、わたしたちの命を支える〈農〉があらためて注目されています。本展はこの〈農〉をテーマとするものですが、ここでの〈農〉とは、田畑を耕して農作物を作ることに加え、農家の人々や農村の風景を含め、農業をとりまく諸々のことがらを指します。
絵画作品には昔から、農作業をする人々の姿が描かれてきました。19世紀には、現実をありのままに描く自然主義芸術のモティーフとして、また産業革命後には都会人を癒す風景として、田園や農民がよりクローズアップされます。画家たちは、とりわけ働く農婦の姿に健康的な美を見出し描く対象としました。
一方で、農村における貧困や農民運動などをテーマとする画家たちも登場します。第二次大戦後の高度成長を経た日本では、あらためて人間と自然との関係に注目し、独自の感性で〈農〉にアプローチする作家たちが現れています。
本展では、〈農〉をめぐる多様な作品を5つのテーマに分けて考察します。日本各地の美術館などから選りすぐった約100点の作品により、美術にみる〈農〉の世界をお楽しみください。
会期 | 2023年7月8日(土)~2023年9月3日(日) |
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会場 |
茨城県近代美術館
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住所 | 茨城県水戸市千波町東久保666-1 |
時間 |
9:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 7月18日(火) ※ただし、7月17日(月・祝)は開館 ※会期中、一部作品の展示替があります |
観覧料 | 一般 1,100円(1,000円) 満70歳以上 550円(500円) 高大生 870円(730円) 小中生 490円(370円)
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TEL | 029-243-5111 |
URL | https://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/ |
5.0
時代とともに 歴史とともに 農業と人との関わり方が変わっていき その時代の 農民の様子を表現していることに とても 感銘を受けました。主食となる作物の豊かさと農民達の暮らしとの関係が時代背景によって同じではない事も 絵画に表現されていて 大変見応えがありました。素人にも分かりやすい展示で 大変良かったです!
4.0
〈農〉という切り口は、最初珍しいかな、と思ったけれど、展示をみていけば、いわゆるヨーロッパの名画にも、日本の近代洋画にも、多くモチーフにされていたことが分かった。それは、美術史的なことばかりでなく、その時のそれぞれの場所での、人々の暮らしや文化を知るものとしての、絵画でもあった。もちろん、〈農〉は今日、新たな注目も集める。いわゆる、自然の再発見。そのことが、最終章の現代アートによく示されていた。特に、スプツニ子!の作品は、見た目もコンセプトも、造型もユニークで面白かったです。
4.0
今回のポスター(やチラシ)は、ジュール・ブルトンの「朝」が使われているが・・実物と印象が大分違った:実際には、逆光で顔や服が見えづらい雰囲気があり、その分、腕で支える鍬?スコップ?が前面に出ていて、その奥行き感が朝の時間帯を感じさせるものである。逆光をポスターにする難しさが良くわかった。逆光と言えば、エミール・クラウスのところに留学していた太田喜二郎の「田植」の鮮やかさも印象に残った。〈農〉というテーマの冒頭として、ミレー(素描もあった)や浅井忠(細かい水彩)にまつわる展示には心和んだ。私はWF8なども描くだが、小野竹喬の何気ない掛け軸の構図には、心打たれた(岡山県笠岡市の美術館でも)。当該展覧会では、版画も含む古今東西の作品が楽しめた。そして、キュレーターの方の強い思いを感じた。
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