5.0
文句なし!楽しい版画展でした。
ありゃ、他に感想が一件もないとは・・・なんと勿体ない・・・。
最終日に伺いました。
一階に版画に使う材料紹介コーナーがあり、色々な種類の紙、紙を漉く前の材料とか、実際に彫る木とか、へぇ~とかうわ~とか言いながら引き出しをどんどん開けて片っ端から見たり触ったり。多分前にも見たような気がするものの、すでに版画を見る前にテンション上がる。心の中で自分に「子供かよ」と突っ込みました(笑)。
2階は技法ごとに作品が展示されていてわかりやすい。
有名どころがまるっと集まっていてとても見応えありました。
所蔵展なので見たことあるものも勿論ありましたが。
プレス機など道具が置いてあったり、「町田の版美みたい」と思ったら、版美から映像が来ていたりで、版美と仲良しの模様ですね。
ほぼ日本人作家の中で、ラウシェンバーグの版画集「Tribute21」は「ロックですね、ぶっといですね!アメリカですな!」という感じでどーん!と存在感があって、久々に見てしびれました。
特集展示の秋岡芳夫ですが、このHPにもある「夜の楽士達」が大好きで気になっていた作家だったので、テンション爆上がりでした。
こんなに目黒区美の推し作家だとは知らず。もう特集も6回目とのこと。
作品に対して下絵や試作品やらがたくさん展示されていて、これまたさらにテンション↑♡
目黒区ゆかりの工業デザイナーで版画家。「日本童画会に入会し童画を制作していた」と童画の展示もあり。
東京ステギャで春陽会展やってましたが、版画部もあったので春陽会にも版画作品を出品していたようです。
あの企画展、返す返すも、もちょっと版画部の作品見たかったよなぁ・・・。
私、どうも初山滋といい、武井武雄御大といい、児童画で版画もやってる作家に弱いんですよねぇ。
多分に共通点も多い気がしてならないなぁ。
帰りがけに、駆け上がってきた子供、家族連れ、学生服のままちょっと寄っただけ、という感じのJKとすれ違いました。
敷居の低さというか、地元に愛されてるというか、やっぱりとてもいい施設だなぁと思いました。
次回も期待しています。