4.0
初入館 新しいけど落ち着いた美術館
東山魁夷・加山又造展を鑑賞しました。たくさんの展示は予想以上で満足しました。二人展かと思っていたら、横山大観や小林古径・奥田元宋などそうそうたる画伯を多く観ることができました。
美術館建物も良い雰囲気でしたが、美術館近辺も閑静な住宅地を含めて散策に良い景色・環境でした。
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福田美術館に新たに加わった、珠玉のコレクション約200点
現在、福田美術館は約1800点のコレクションを有しています。このうち約200点は、元々、国内有数の美術収集家であった山本憲治(1946-2020)氏の所蔵品であり、昨年福田コレクションに新しく加わったものです。明治から昭和時代に活躍した有名画家たちの秀作が揃った素晴らしい作品群であり、福田美術館の近代日本画セクションがさらに充実することとなりました。
本展では新所蔵品の中から、近代日本画壇に革命を起こした画家たちの名品を紹介します。展示作品の全てが福田美術館で初公開!従来の福美の企画展とは一味違ったラインナップをお楽しみください。
会期 |
2023年1月28日(土)~2023年4月9日(日)
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会場 | 福田美術館 Google Map |
住所 | 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16 |
時間 |
10:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
火曜日 ※3月21日(火・祝)は開館 |
観覧料 | 一般・大学生 1,300円(1,200) 高校生 700円(600円) 小中学生 400円(300円) 障がい者と介添人1名まで 700円(600円) ※( )内は20名以上の団体料金 ※幼児無料 <嵯峨嵐山文華館との両館共通券> 一般・大学生 2,000円 高校生 1,000円 小中学生 550円 障がい者と介添人1名まで 1,000円
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URL | https://fukuda-art-museum.jp/ |
4.0
東山魁夷・加山又造展を鑑賞しました。たくさんの展示は予想以上で満足しました。二人展かと思っていたら、横山大観や小林古径・奥田元宋などそうそうたる画伯を多く観ることができました。
美術館建物も良い雰囲気でしたが、美術館近辺も閑静な住宅地を含めて散策に良い景色・環境でした。
4.0
尾形光琳の紅白梅図屏風をオマージュした作品が2点ありました。前田青邨や加山又造の「紅白梅」、オマージュ作品は、特に心惹かれてます。なぜ好きなのか、その理由を考えました。
好きなことに理由なんて必要ないかもしれませんが、忘れられた過去の経験や見過ごしてきた宝物、心の奥にある何か新しい自分との出会いがあるかもしれないので、好きな理由を考えます。
まず、オマージュ、尊敬する心が綺麗で、その心に自分の心が洗われる気がします。オマージュは模倣ではなく、インスパイアされた作品で、オリジナル性がないかと思いきや、ベースが固定されているがゆえに、その人の個性がより際立ち、その画家によるオリジナルの再解釈を理解するという新たな楽しみ方もあるなと思いました。
前田青邨は、流水を削除し、満開の紅白梅花を表現し、一見オマージュ作品であるかどうか分かりません。
一方、加山又造は、中央に川幅が等しい蛇行した流水(遠近法で、若干上の方が川幅が狭く、下に行くほど広くなっているが)を配置し、明確に光琳の紅白梅図を意識していることが分かります。老いた紅梅が画面上から垂れ下がるたわわな枝ぶりで、画面全体を覆い、若木の白梅が画面下から上に向かって遠慮がちに数本真っ直ぐ伸びている。しかも、サワーグリーン色の枝が2本配され、明確な若さを表現しています。こう見ると、今ある世界は、伝統へのリスペクトで成り立っているが、若手による革新がその世界に新しい色を加えようとする画家の決意を感じました。
また、川端龍子の「青柿図」も気になりました。柿の枝にとまる雀、その隣に雀と同じシルエットの柿の葉、意図的な意匠性でありながら、自然な統一感を感じました。
5.0
大好きな東山魁夷を見たくて訪れました。
朝活チケットで9:30から入場できたので、誰もいない美術館でゆっくり素晴らしい日本画を楽しむことができました。嵐山に9:30なので、京都駅からは遠く感じましたがゆっくりと絵を楽しむのであれば非常にお得だと感じました。
東山魁夷は加山又三とともに第二部で展示されており、あの魅力的な青の色を堪能できました。作品と魁夷が訪れた場所を地図で紹介する展示もあり、初めて東山魁夷を知ったという友人も興味を持ってくれました。
解説も作品ごとに充実してましたし、ミュージアムカフェもオシャレで行って良かったです。
5.0
東山魁夷・加山又造を中心にした近代日本画の名作を見ることができます。
伝統的な日本画から海外の影響を受け新しい表現へと変わりつつある作品群は
見ごたえがあります。
良かった作品
「白梅眼白」 福田平八郎
デザイン的にデフォルメされた白梅と眼白がとても可愛らしい
どこか北欧デザイン的な雰囲気も感じられる日本画
「秋深」東山魁夷
東山魁夷といえば青緑ですが紅葉の森を描いた作品も素晴らしいです。
深まる秋の森の空気が伝わってくるようです
5.0
福田美術館に行ってきました。
だいたい会期が変わる度に行っています。
今回は、日本画革命…
一階は大観、春草先生から始まりました。相変わらず一点一点素晴らしい作品でした。どれも良かったですが、華楊先生の梅の絵、単純な枝、華、を丁寧に、素晴らしいの一言でした。
二階に行き、またまた、感動…魁夷先生、又造先生の絵、どれも当時、斬新な描き方、デフォルメされた景色の絵は、素晴らしかった。
入ってすぐの魁夷先生の大作、初めて見る事が出来ました、この作品を見るだけで、行く価値があると思います。
ただ、最後の部屋迄、見て欲しい…
途中で帰られる方が多くみられたので…
最後の部屋、竹喬先生、元宋先生の絵も素晴らしいですよ。
以前より気になっていた福田美術館。
そこが所蔵する東山魁夷の作品を中心とした企画展ということで、否が応でも期待は高まります。
まずは横山大観の掛け軸から。
日本画に疎い私は大観といえば「富士の絵の人」ぐらいのイメージ。
おかげ…readmore
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