4.0
環境と人と文化と
森美術館20周年記念としてエコロジーを主体とした展示です
エコロジーといえばエコといった環境に配慮した行動リサイクル、リユースが思い浮かびますが、アートではそれを多角的に作品を通して世界とそして時間、れきし、文化などを学び感じることが出来るのが良いところです。
環境危機が加速するなかで、世界の技術力、関心も上がっており、アート界も展示会として高まっているそうです。
国外の世界16カ国、34名のアーティストが自然環境、生態系、社会をテーマにさまざまな主観での作品が展示されています。
私が心響いたのはニナ・カネルさんの「マッスル・メモリー(5トン)」
5トンもの貝殻を観客は歩き、音を立てながらその貝殻を粉砕していく。
自然では長い年月と圧力により石灰石となり、現在私たちはそれを使ってコンクリートを作っています。
詳しくは本展に行ってみて確認してほしいのですが。
私たちは地球から恩恵を授かり、使わせていただいている身であることをあらためて感じました。
展示の壁にもぜひ見て欲しいです。
それも今回の記念展の醍醐味だと思います。
本展を見て、環境を思うということはどういうことなのか
エコロジーとはどういうことなのか
アート作品で伝えられる限界は?
いろんな議題が思い浮かびました
いつかがきっとそこに来ている
私達はそれを先読みして、もっと想像して
そうならないように、取り組むべきなのではないか?
もっと広く見るべきでは?
1人で出来ることではないことですが、
アートは1人でそれを伝えられることができる
また創造して伝えられる
今後対話として、アクションとして、狼煙として
言葉以上の後世にも伝えられるものとして
アートは無限の価値観であってほしいと思います