森美術館開館20周年記念展
私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために

森美術館

  • 開催期間:2023年10月18日(水)~2024年3月31日(日)
  • クリップ数:49 件
  • 感想・評価:6 件
森美術館開館20周年記念展 私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために 森美術館-1
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エミリヤ・シュカルヌリーテ《沈んだ都市》2021年 ビデオ・インスタレーション 9分33秒
保良 雄《fruiting body》2022年 インスタレーション 展示風景:Reborn-Art Festival 2021-22:利他と流動性 [後期] 撮影: 齋藤太一 ※参考図版
ニナ・カネル《マッスルメモリー(7トン)》2022年 海洋性軟体動物の殻を利用した造園材料 サイズ可変
展示風景:「Tectonic Tender」ベルリーニッシェ・ギャラリー(ベルリン) 撮影:Nick Ash ※参考図版
ハンス・ハーケ《海浜汚染の記念碑》(《無題》1968-1972/2019年の部分)1970年 デジタルCプリント 33.7×50.8 cm
Courtesy: Paula Cooper Gallery, New York
© Hans Haacke / Artists Rights Society (ARS), New York
鯉江良二《土に還る(1)》1971年 陶 32×50×50cm 所蔵:常滑市(愛知) 撮影:怡土鉄夫
モニラ・アルカディリ《恨み言》(イメージ図) 2023年
西條 茜《果樹園》2022年 陶 130×82×82cm 展示風景:「Phantom Body」アートコートギャラリー(大阪)2022年 撮影:来田 猛
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

産業革命以降、特に20世紀後半に人類が地球に与えた影響は、それ以前の数万年単位の地質学的変化に匹敵すると言われています。環境危機は喫緊の課題であり、国際的なアートシーンにおいても重要なテーマとして多くの展覧会が開催されています。

本展では、国際的なアーティストによる歴史的な作品から本展のための新作まで多様な表現を、4つの章で紹介します。第1章「全ては繋がっている」では、環境や生態系と人間の政治経済活動が複雑に絡み合う現実に言及します。第2章「土に還る」では、1950~80年代の高度経済成長の裏で、環境汚染が問題となった日本で制作・発表されたアートを再検証し、環境問題を日本という立ち位置から見つめ直します。第3章「大いなる加速」では、人類による過度な地球資源の開発の影響を明らかにすると同時に、ある種の「希望」も提示する作品を紹介します。第4章「未来は私たちの中にある」では、アクティビズム、先住民の叡智、フェミニズム、AIや集合知(CI)などさまざまな表現にみられる、最先端のテクノロジーと古来の技術の双方の考察をとおして、未来の可能性を描きます。

本展のタイトル「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」は、私たちとは誰か、地球環境は誰のものなのか、という問いかけです。人間中心主義的な視点のみならず、地球という惑星を大局的な視点から見渡せば、地球上にはいくつもの多様な生態系が存在することにあらためて気付くでしょう。

本展では、環境問題をはじめとする様々な課題について多様な視点で考えることを提案します。また輸送を最小限にし、可能な限り資源を再生利用するなどサステナブルな展覧会制作を通じて、現代アートやアーティストたちがどのように環境危機に関わり、また関わり得るのかについて思考を促し、美術館を対話が生まれる場とします。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2023年10月18日(水)~2024年3月31日(日)
会場 森美術館 Google Map
住所 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53F
時間
  • 10:00~22:00
    ※会期中の火曜日は17:00まで
    ※ただし2024年1月2日(火)、3月19日(火)は22:00まで
    ※最終入館は閉館時間の30分前まで
休館日 会期中無休 
観覧料 [平日]
一般 2,000円(1,800円)
学生(高校・大学生)1,400円(1,300円)
子供(4歳~中学生)800円(700円)
シニア(65歳以上)1,700円(1,500円)

[土・日・休日]
一般 2,200円(2,000円)
学生(高校・大学生)1,500円(1,400円)
子供(4歳~中学生)900円(800円)
シニア(65歳以上)1,900円(1,700円)

  • ※専用オンラインサイトでチケットを購入すると( )の料金が適用されます
    ※本展は、事前予約制(日時指定券)を導入しています。専用オンラインサイトから「日時指定券」を購入してください
    ※当日、日時指定枠に空きがある場合は、事前予約なしで入館できます
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
URLhttps://www.mori.art.museum

森美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

森美術館 森美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

普通かな

最初の部屋が良かったです。
エコロジーって感じです。
前の展示を残しているのとか、珍しいなと思いました。

3.0

エコロジー

モダンアートは想像力をフル回転させて、アーティストの発想を理解しようと頑張るのですが、自分の限界にいつも打ちのめされてしまいます。今回も見事に完敗でした。

5.0

広島のお好み焼きに再会

昨年、ひろしま美術館でピカソを堪能し、せっかく広島まで来たのだから、あまり時間がなかった中ですが、広島現代美術館に行き、館内の展覧会は時間的に厳しかったので、館外のパブリックアートだけでもと行った際に出会ったのが、殿敷侃《山口ー日本海ー二位ノ浜、お好み焼き》でした。そのお好み焼きが初めて館外貸出ということを知り、本展覧会に行こうを決めました。行ってみると、制作時の模様のビデオによって、より身近に感じることができ、作者の発想の面白さ、エコ意識を高める入口として最高の作品であると感じました。また、展覧会全体の壁紙が前回の展覧会からはがした状態のままで、エコを演出されていましたが、当然のことながら次回以降はそのコンセプトに合わせて内装されると思うので、一時的なものはエコには繋がらないと感じてしまいました。
印象的な作品は、アピチャッポン・ウィーラセタクンの「ナイト・コロニー」という映像作品でした。ベッドの上が虫だらけ、想像しただけでサブイボが出て、こんなところでは寝れないと思いましたが、作品のためにあえてベッドの周りにライトを設置していたので、作られてた環境と知ってからは、様々な昆虫から爬虫類までの動きが面白く感じるようになり、特にヤモリかイモリかわかりませんが、でっかいトカゲが蛍光灯を逆さで足をすべらせながら歩くシーンはかわいらしさまで感じるようになりました。ギャップが心に残る典型のような作品でした。
本館2回目の訪問ですが、毎回ボリューミーな内容で、大満足でした。理解できない作品もありますが、現代アートの醍醐味の一つ、わかならいことをそのまま受け入れる心の余裕を作る行為としてこれからも見ていきたいと思います。

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さいさん

3.0

現代アートの広義のエコロジーに触れて考える展覧会

ストレートな環境問題のアートもあるし、生態系問題もあるし、精神的(スピリチュアル)なものもある。新旧とりまとめて、4章立てで我々に提示される。
ニナ・カネルの「マッスル・メモリー(5トン)」のように、足元のホタテ貝が再生されるエコもあれば、ヨッヘン・ランパートの生物を撮影した何気ない写真もエコだ。殿敷侃「お好み焼き」はゴミを焼き固めた物量がエコの実感にふさわしい。美しい巨大な真珠を模したオブジェのモニラ・アルカディリ「恨み言」は、美しいのに真珠の下からまさに恨み言が音声で流れるが、解説を読んで始めて理解できた。

全部が全部「エコ」と理解できたかといえば、難しかった。
考える機会を得た。まずはそれが大事なんだろう。

展示壁・パネル等の再利用を提示していたけど、今まで行ってこなかったことが逆にばれてしまった気がする。当然今回だけで無く継続していくととなんだろう。
余談だけど、森美術館は最近解説を読まないとわからない展覧会が多い気がする……。

1月5日(金)3時入館。混雑無し。撮影可。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

2.0

アートと環境問題

抽象的なものが多く感じました。
映像や、立体、絵画など様々な形で時代と環境について表現していました。

海外のアーティストの作品も多かったです。

深く考えさせられました。現代だけではなく、一昔前の時代背景にも触れることで、エコロジーと今を結びつけて未来まで想像が膨らみました。

海外の方も足を運ばれていたのが印象的です。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

4.0

環境と人と文化と

森美術館20周年記念としてエコロジーを主体とした展示です
エコロジーといえばエコといった環境に配慮した行動リサイクル、リユースが思い浮かびますが、アートではそれを多角的に作品を通して世界とそして時間、れきし、文化などを学び感じることが出来るのが良いところです。
環境危機が加速するなかで、世界の技術力、関心も上がっており、アート界も展示会として高まっているそうです。

国外の世界16カ国、34名のアーティストが自然環境、生態系、社会をテーマにさまざまな主観での作品が展示されています。

私が心響いたのはニナ・カネルさんの「マッスル・メモリー(5トン)」
5トンもの貝殻を観客は歩き、音を立てながらその貝殻を粉砕していく。
自然では長い年月と圧力により石灰石となり、現在私たちはそれを使ってコンクリートを作っています。
詳しくは本展に行ってみて確認してほしいのですが。
私たちは地球から恩恵を授かり、使わせていただいている身であることをあらためて感じました。

展示の壁にもぜひ見て欲しいです。
それも今回の記念展の醍醐味だと思います。

本展を見て、環境を思うということはどういうことなのか
エコロジーとはどういうことなのか
アート作品で伝えられる限界は?
いろんな議題が思い浮かびました
いつかがきっとそこに来ている
私達はそれを先読みして、もっと想像して
そうならないように、取り組むべきなのではないか?
もっと広く見るべきでは?
1人で出来ることではないことですが、
アートは1人でそれを伝えられることができる
また創造して伝えられる
今後対話として、アクションとして、狼煙として
言葉以上の後世にも伝えられるものとして
アートは無限の価値観であってほしいと思います

THANKS!をクリックしたユーザー
micco3216さん、アバウトさん

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出展作品・関連画像IMAGES

エミリヤ・シュカルヌリーテ《沈んだ都市》2021年 ビデオ・インスタレーション 9分33秒

保良 雄《fruiting body》2022年 インスタレーション 展示風景:Reborn-Art Festival 2021-22:利他と流動性 [後期] 撮影: 齋藤太一 ※参考図版

ニナ・カネル《マッスルメモリー(7トン)》2022年 海洋性軟体動物の殻を利用した造園材料 サイズ可変
展示風景:「Tectonic Tender」ベルリーニッシェ・ギャラリー(ベルリン) 撮影:Nick Ash ※参考図版

ハンス・ハーケ《海浜汚染の記念碑》(《無題》1968-1972/2019年の部分)1970年 デジタルCプリント 33.7×50.8 cm
Courtesy: Paula Cooper Gallery, New York
© Hans Haacke / Artists Rights Society (ARS), New York

鯉江良二《土に還る(1)》1971年 陶 32×50×50cm 所蔵:常滑市(愛知) 撮影:怡土鉄夫

モニラ・アルカディリ《恨み言》(イメージ図) 2023年

西條 茜《果樹園》2022年 陶 130×82×82cm 展示風景:「Phantom Body」アートコートギャラリー(大阪)2022年 撮影:来田 猛

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