4.0
世界一有名な少女の奥深さ
おそらくアリスは世界一有名な少女だと私は思う。
これはこの物語の作者であるチャールズ・ドジソン(ルイス・キャロル)やモデルとなったアリス・リデルとその姉妹たち本人からストーリーの誕生と世界観。
さらには映画やパロディ、バレエ、ファッションに至る派生にまでフォーカスを当てたかなり奥深い展示会でした。
芸術分野でいえばなんといってもジョン・テニエル。彼の挿絵なくしてアリスを語れません。そのほかにも、ダリ、金子國義など著名なアーティスト作品がずらり。
また、インスタレーションによるによる世界観も秀逸でした。
惜しむらくは出品リストがなかった事。
アーサー・ラッカムの作品が全くなかった事。
そのため星一つ落としましたが、楽しいひと時でした。
アリスも奥が深い。また改めて作品を読み返したいと思います。