5.0
キャプションもお見逃しなく!
堆朱や螺鈿、大判の拓本、石仏などなど、大阪市立美術館の中国美術コレクションがまとまって見られます。
そして今回、作品と共に注目すべきはキャプションです。教科書のようなおカタい文章ではなく、大阪弁や笑いの要素もあって全体的にユルいのです。キャプションを書いた学芸員さんの心の声が漏れ聞こえてくるようなコメントに、クスっと笑ったりツッコミを入れたくなったり…見ている私も、良い意味でユルい心持ちで緊張せずに鑑賞できました。(そういう「大阪のノリ」が苦手な人もいると思うので、万人受けはしないかもですが)
併設展示では、中国以外の東洋・西洋コレクションや、初期の展覧会チケットやポスターなども見られます。
大阪市立美術館は秋から長期休館とのことですが、その期間を利用して全国3ヶ所(東京・福島・熊本)でコレクションの巡回展が開催されるそうなので、これを機に、より多くの人に大阪市立美術館のコレクションを知ってもらえたら嬉しいです。