企画展 合縁奇縁
~大倉集古館の多彩な工芸品

大倉集古館

  • 開催期間:2022年8月16日(火)~2022年10月23日(日)
  • クリップ数:18 件
  • 感想・評価:4 件
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「大倉邸之図」山本昇雲(松谷)画、明治35年(1902)
大倉集古館蔵
「大倉集古館外観」明治~大正・20世紀
大倉集古館蔵
「大倉邸美術館内之図」山本昇雲(松谷)画、明治35年(1902)
大倉集古館蔵
「大倉美術館内部」明治35年(1902)
大倉集古館蔵
「唐草文螺鈿手箱」朝鮮 高麗時代・13世紀
大倉集古館蔵
「剣 銘 明治三十九年十月吉日兼先十二代孫兼次謹造之/祝大倉君高齢」日置兼次作、明治39年(1906)
大倉集古館蔵
「刀 銘 以本渓湖高純鉄 果(花押)/皇紀二千六百参季十月吉日」柴田果作、昭和18年(1943)
大倉集古館蔵
「加彩駱駝」中国 唐時代・7~8 世紀
大倉集古館蔵
「加彩女子」中国 唐時代・7~8世紀
大倉集古館蔵
「蟒袍」中国 清時代・19世紀
大倉集古館蔵
「宝冠仏立像」タイ ラタナコーシン時代・19世紀
大倉集古館蔵
「銀製鍍金ニエロ水鉢」タイ ラタナコーシン時代・20世紀
大倉集古館蔵
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

大倉集古館は、明治35年(1902)に大倉喜八郎が自邸の一部を美術館として 公開した大倉美術館を前身とし、大正6年(1917)に財団法人化した、現存最古の私立美術館であり、日本で最初の財団法人の私立美術館です。

喜八郎が集めたものは日本・東洋の仏教美術、絵画、工芸品、考古遺物、典籍など広範に及びましたが、大正12年(1923)の関東大震災により所蔵品の多くが災禍に見舞われます。その後、嫡子・喜七郎からの寄贈品を加え、現在の大倉集古館の所蔵品が成り立っています。

本展では、大倉財閥ゆかりの刀剣と中国の陶俑を中心とし、中国の染織品、タイの美術品など、「他人の集め得ない物を大たばに、大づかみに集めた」大倉コレクションのうち、関東大震災の爪痕を残す作品も含め、長く公開されなかった貴重な工芸品を、東京国立博物館の優品とともに展観します。

令和4年(2022)の本年は、大倉美術館が公開されてから120周年、財団法人大倉集古館が設立されてから105周年の節目の年となります。大倉集古館ならではの作品を通して、明治から昭和にかけての美術品収集の軌跡をたどります。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2022年8月16日(火)~2022年10月23日(日)
会場 大倉集古館 Google Map
住所 東京都港区虎ノ門2-10-3
時間 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日 
祝日の場合は翌火曜日
観覧料 一般 1,000円
大学生・高校生 800円
中学生以下 無料
  • ※同会期中のリピーターは200円引き
    ※20名様以上の団体は100円引き
    ※障がい者手帳、被爆者手帳を提示の方とその同伴者1名は無料
    ※ミュージアムパスポート 5,000円
    The Okura Tokyoとのセット鑑賞券(ランチセット 5,000円、茶菓セット 2,500円)
TEL03-5575-5711
URLhttps://www.shukokan.org/

大倉集古館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

大倉集古館 大倉集古館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

「集古館」という特性。

・そもそも「集古館」て何?とは思っていた。今回展示解説にこんな文章がありとても興味を惹いた。長く、しかもぶつ切りになるが下記→当時の英語の「MUSEUM」に相当する「博物館」とは、博覧会や物産会に近い意味で使われており、・・・集古館に相応しい収蔵品は、①歴史的文化財②考古資料③古典籍とし、大英博物館を範とした(!)。大倉集古館は文化財(美術品)全般から、考古資料、古典籍を所蔵し、・・・。/大正6年に「大倉美術館」が「大倉集古館」という名称になった背景は「工芸品が含まれるため」とされるが、何故「大倉博物館」としなかったかは不明である(間違いあったらすみません)。→「工芸品が含まれる」点にこちらの学芸員さん(?)が着目していたことがわかる文章で、自分も何故駒場の民藝館と似た感じがするのか(全然違うんだけどねぇ)不思議に思っていたが、今回非常に合点がいってすっきりした。
・震災で焼けちゃう前の写真を見ると余りにもすごい内容(特に仏像は!!!)なので、他の方と同様ため息ひとしきりであった・・・。
・第2章世界一と謳われた漆工コレクションは点数少ないが見どころ多し。かわゆす。
・2Fからがこの施設の個性全開かと思うが、第4章日本における最初期の陶俑蒐集は、加彩女子6躯に仏像に通じるものを感じて見入った。直衿で筒袖の衣、ショールを羽織り、結い上げた髪(ばんかんけい?)のおっとりした表情の女子たち。ほしくなる。
・第5章清朝の染織。解説に「臣下が着た吉服(マンパオなど)は西欧には多く伝わるが日本では数少ない」と。この施設らしい。
・第6章喜八郎と喜七郎、それぞれとタイの美術は、過去の展示風景によだれがでそうになる。タイのすらり系の仏像もきれいで素敵。
・企画展の説明を入口で貰えました。
・いつもありますが、地下階段横にある、曹操絡みの獅子がお気にです。

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morinousagisanさん

4.0

館の歴史と共に、大蒐集家たちに感謝!!

大倉集古館は現存する日本最古の私立美術館なのだそうです。私も以前は年に4-5回は出かけていましたが、リニューアル後の数展の後、コロナのこともあり、またホテル側の恒例のアートイベントがなくなっていることなども関係してか、めっきり集古館への訪れが減ってしまっていました。久々の訪れでした。
大倉喜八郎氏の豪快な蒐集ぶりはよく聞きましたが、彼もまた、幕藩体制崩壊で大名や旗本家から放出された貴重な美術品が海外へ流出するのを防ぐ目的でも、また廃仏毀釈運動で失われる貴重な仏教美術を守る目的でも、蒐集がなされたことは言うまでもありません。最近つくづく昔のお金持ちさん方は偉かったと、思う次第です。関東大震災での消失がなければ、きっともっと多くの素晴らしい遺産が、今私たちを感動させてくれていたはず、なのですね。今回その辺の歴史が紹介されつつの、災禍を免れた工芸の数々が展示されているわけです。喜八郎が中国や朝鮮やタイやチベットなど東アジアの工芸品を多く入手できたのには、当然理由があったわけですよね。とても珍しい、清朝の儀礼服は、奇麗な青色地の蟒袍で、9尾5爪の蟒の刺繍が施され、皇族か上級官吏のものらしいですが、金銭だけで入手できるものでは無いだろうと思います。夏用の紗地のものは、今まで全く見たことがなく、とても美しかったです。また、欧米人はエジプトのお宝はミーラまでも大好きなのに、アジアの墓から出たものは気持ち悪がって買わない、という話は、面白く思いましたね。
コロナ禍もやや落ち着き、お隣の泉屋博古館館東京さんもリニューアルオープンし、大倉集古館さんへもまた度々訪れたいと思います。

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morinousagisanさん、さいさん、他1人

4.0

関東大震災がなかったら・・・

10年くらい前にも行ったが、今回は新しくなったホテルを横目に見て入館。
入館したら外の暑さを忘れる静けさに包まれた。
当時の大陸から持ち帰った文物が震災に合わずに残っていたら、どんなに素晴らしい物たちを見られたか?
また、文化大革命がなかったら大陸にも残ったものがどれだけあったか?
大倉喜八郎の碑も壊されたとか。
開催された講演で、欧米人は墓から出てきたものを好まないとか。でもエジプトのミイラや副葬品はすきなのね。

THANKS!をクリックしたユーザー
さいさん

5.0

珍しいものばかり

すっごく楽しかったです。
清朝のマンパオ(儀礼服)は鮮やかな青地に色とりどりの精緻な刺繍、紺地に金の刺繍がまばゆい布製の鎧。
超絶技巧の堆朱や螺鈿は、関東大震災でほとんど焼失したと知り、もったいないことこの上なく・・・・
明治以降の日本刀、タイの仏像など、いろいろな工芸品が並び、大倉集古館でで初めてみたかも?が多かったように思います。

集古館の歴史も紹介されており、関東大震災で多大な被害を受けたことを知りました。
被災した集古館の写真(1階)を見たあとに、焼け跡から掘り出され釉薬の焦げた唐三彩(2階)を見ると、芸術を守り伝えてきた努力に感謝です。

THANKS!をクリックしたユーザー
さいさん

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「大倉邸之図」山本昇雲(松谷)画、明治35年(1902)
大倉集古館蔵

「大倉集古館外観」明治~大正・20世紀
大倉集古館蔵

「大倉邸美術館内之図」山本昇雲(松谷)画、明治35年(1902)
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「大倉美術館内部」明治35年(1902)
大倉集古館蔵

「唐草文螺鈿手箱」朝鮮 高麗時代・13世紀
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「剣 銘 明治三十九年十月吉日兼先十二代孫兼次謹造之/祝大倉君高齢」日置兼次作、明治39年(1906)
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「刀 銘 以本渓湖高純鉄 果(花押)/皇紀二千六百参季十月吉日」柴田果作、昭和18年(1943)
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「加彩駱駝」中国 唐時代・7~8 世紀
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「加彩女子」中国 唐時代・7~8世紀
大倉集古館蔵

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