特別展 将軍家の襖絵
屏風絵でよみがえる室町の華

根津美術館

  • 開催期間:2022年11月3日(木・祝)~2022年12月4日(日)
  • クリップ数:21 件
  • 感想・評価:3 件
特別展 将軍家の襖絵 屏風絵でよみがえる室町の華 根津美術館-1
特別展 将軍家の襖絵 屏風絵でよみがえる室町の華 根津美術館-2
特別展 将軍家の襖絵 屏風絵でよみがえる室町の華 根津美術館-3
四季花鳥図屛風(右隻)狩野松栄 日本・室町時代 16世紀 山口県立美術館蔵
重要文化財 四季山水図屏風(左隻)天章周文[伝]日本・室町時代 15世紀 ウッドワン美術館蔵(後期展示11/22~12/4)
天橋立・須磨図屏風(右隻) 日本・桃山時代 16世紀 個人蔵
特別展 将軍家の襖絵 屏風絵でよみがえる室町の華 根津美術館-1
特別展 将軍家の襖絵 屏風絵でよみがえる室町の華 根津美術館-1
特別展 将軍家の襖絵 屏風絵でよみがえる室町の華 根津美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

現代日本文化の原点というべき室町時代(1336〜1573)の文化。その中心に位置するのは、京都の室町幕府、足利将軍邸です。そんな将軍邸を構成する建築の中でとくに重要なのが、人々が集った会所と呼ばれる建物です。

会所の襖は、当代を代表する画家の絵によって飾られていましたが、すべて失われ、現在、目にすることはできません。しかし、残された文献から、どのような画題の絵が描かれていたかを知ることができます。また、襖絵と画面の規模と形式が近い屏風絵によって、復元的に想像することも可能です。

本展は、足利将軍邸の会所襖絵における典型的な画題を選び、室町後期から江戸時代に制作された屏風絵を集め、一堂に展示することによって、〈将軍家の襖絵〉の世界をよみがえらせるものです。

(会期中展示替えがあります。)

開催概要EVENT DETAILS

会期 2022年11月3日(木・祝)~2022年12月4日(日)
会場 根津美術館 Google Map
展示室展示室1・2
住所 東京都港区南青山6-5-1
時間 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日 
観覧料 オンライン日時指定予約
一般 1,500円
学生 1,200円
  • ※障害者手帳提示者および同伴者は200円引き、中学生以下は無料
TEL03-3400-2536
URLhttps://www.nezu-muse.or.jp/

根津美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

根津美術館 根津美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

イメージでは時空を超えました。なかなか味わえない極上のひと時でした。

会期終了間近ながら予約制もあってか、さほど混雑もなく、じっくり堪能出来ました。今は無き京都の室町幕府足利将軍の館。その中でも特に重要な、人々が集った会所と呼ばれる建物。そこを飾った襖絵の展覧会です。移動可能な襖絵や屏風絵は、寺院などでも非難させられ火災を免れ、現在も目にすることのできるものも数ある様ですが、室町将軍の会所襖絵に現存するものは一点もなく、時代を代表する画家たちの手で描かれた力作揃いであるはずの会所の襖絵を、現在は目にすることはできません。当然写真も模写もない。しかし残された文献から、どのような画題の絵が描かれていたかを知ることができるとし、また、襖絵と画面の規模と形式が近い屏風絵によって、復元的に想像することも可能、との観点から、本展は、特に詳細な文献が存在する6代義教、8代義政の会所の襖絵を、文献を考察し、足利将軍邸会所襖絵における典型的な画題を選び、室町後期から江戸時代に制作された屏風絵を集め、展示することによって、〈将軍家の襖絵〉の世界をよみがえらせる、という、かなり変わった展覧会です。展示された作品はかなり贅沢で凄い作品が並び、まさに圧巻。なかなか見ることのできない西日本の名美術館所蔵の作品たちなどは、たぶんもう二度と見ることのできないものもあるだろうと、しっかりと二度、展示室を回らせていただきました。上階の中国堆朱も素晴らしかったです。根津美術館は庭園も素晴らしいく、殊に紅葉のこの時期は見事です。で、庭園に出ると、庭園のみの入場のなのでしょうか、外国の方々がとても沢山いらして、盛んにスマホやらカメラやらで写真を撮っていらして、ちょっと歩きづらくもありました。

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morinousagisanさん、micco3216さん、他1人

5.0

かなりおすすめ根津美術館の秋の特別展

狩野派、土佐派等、代々受け継がれてきた伝統的画題様式が確立され描かれた屏風絵の原点でもあり、今日は現存しない室町将軍家の襖絵、特に詳細な文献が存在する6代義教、8代義政の会所の襖絵を文献から同じ画題の屏風で室町将軍家の襖絵の世界を甦らせる展覧会です。キャプションは的を得てかつ分かりやすい。展示作品は凄いです特に館蔵中国絵画に加えて、名だたる美術館から厳選して展示、白鶴美術館とウッドワン美術館の伝周文、四季山水屏風(前期と後期)、狩野正信の山水図(九州博)等々。定慶の帝釈天立像も展示中です。

THANKS!をクリックしたユーザー
Nikiyaさん
  • 1
  • BY TK

3.0

贅沢は承知の上で

将軍家の襖絵、贅沢は重々承知で、まあまあです。

山口県立美術館の特別展の半分が巡回です。
もしかしたら毛利雪舟も来るかもと淡い期待をしましたがやはり来ず。

見る機会の少ない西日本のミュージアムから多数出品されています。
周文、雪舟、狩野正信元信、式部輝忠など室町時代のトップ絵師ではありますが、最上級の作品ではありません。
展示替えがあるため展示数が少なく似たような画題の屏風が続くため大味というかメリハリが無く琴線に触れず。
お手本とした中国絵画、東山御物を観たかったです。牧谿の国宝は来年の特別展かな。
巡回展ではあるものの、根津の色を出して欲しかったし、気張って欲しかったですね。

彫漆は宋元明清と各時代の特長と見所を追える素晴らしいコレクションです。
大井戸と唐物茶入が出ていますが茶室内の取り合わせ展示のため見づらくて仕方がない。

海外からの観光客もだいぶ戻ってきています。
紅葉の見頃は後期あたりもう少し先ですが、現在は緑とのグラデーションを楽しめます。

THANKS!をクリックしたユーザー
fumiko773さん、シンディさん、micco3216さん、morinousagisanさん

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四季花鳥図屛風(右隻)狩野松栄 日本・室町時代 16世紀 山口県立美術館蔵

重要文化財 四季山水図屏風(左隻)天章周文[伝]日本・室町時代 15世紀 ウッドワン美術館蔵(後期展示11/22~12/4)

天橋立・須磨図屏風(右隻) 日本・桃山時代 16世紀 個人蔵

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