5.0
映画の世界へ!
第9弾ということですが、今回初めてこの展覧会を知りました。
オリジナルのポスターとはまた違ったMONDOの映画ポスター。それでもしっかりイメージ通りで、また色の美しさも目をひきました。
映画好きな方ならより楽しめるかとは思いますが、例え映画を知らなくても作品そのものを普通にアートとして楽しめるなぁと思いました。
印象に残っているのが『アギーレ 神の怒り』のポスター。なんだかかわいらしくて思わずニヤッとしてしまいました。
次回があればまた観に行きたいと思います!
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一世紀以上にわたって映画宣伝の核となってきたポスター―それは時代や地域によってスタイルを変えながら、映画館に向かう私たちの心を絶えず躍らせてきました。現代では広報メディアの主軸はインターネットに移りつつありますが、今世紀に入って、宣伝という枠にとらわれない、アートフォームとしての映画ポスター復権の動きも生まれています。
その最先端にいるのが、アメリカはテキサス州オースティンを本拠地に、鋭い感性を持つデザイナーやイラストレーターに委嘱、旧作・新作映画の垣根を超えたオリジナル・ポスターを生み出しているMONDO(モンド)です。2004年に映画館「アラモ・ドラフトハウス」系列のTシャツ店として生まれ、映画のサウンドトラックやオブジェなども制作してきましたが、何よりも、スクリーンプリント技法で印刷される限定版の映画ポスターはオンラインショップを通じて各国に熱狂的なファンを獲得しています。
京都国立近代美術館と国立映画アーカイブが協働して開催する映画ポスター展第9弾となる本展では、このアート集団自身の提供による無声映画から最新作までのポスター71点を展示します。映画作品のエッセンスを活かしながらも、あくまでアーティストの作風が尊重されるMONDOの作品は一様ではありません。ぜひ、宣伝とは一線を画した“オルタナティブ・ポスター”の世界を、豊かな質感をたたえた実物のポスターでご確認ください。
会期 | 2022年5月19日(木)〜2022年7月18日(月・祝) |
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会場 |
京都国立近代美術館
![]() |
展示室 | 4F コレクション・ギャラリー内 |
住所 | 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町 |
時間 |
9:30〜18:00
|
休館日 | 7月18日(月・祝)を除く毎週月曜日 |
観覧料 | 一般 430円(220円) 大学生 130円(70円)
|
TEL | 075-761-4111(代表) |
URL | https://www.momak.go.jp/ |
5.0
第9弾ということですが、今回初めてこの展覧会を知りました。
オリジナルのポスターとはまた違ったMONDOの映画ポスター。それでもしっかりイメージ通りで、また色の美しさも目をひきました。
映画好きな方ならより楽しめるかとは思いますが、例え映画を知らなくても作品そのものを普通にアートとして楽しめるなぁと思いました。
印象に残っているのが『アギーレ 神の怒り』のポスター。なんだかかわいらしくて思わずニヤッとしてしまいました。
次回があればまた観に行きたいと思います!
5.0
チケットありがとうございます。
京都国立近代美術館のコレクションルームにて、色彩鮮やかで、大胆な構図のポスターが、ずらりと展示されていました。
展覧会のパンフレットも受付で配布されていたのですが、大きくて見栄えもよく、ポスターの魅力がより、伝わりました。
モンスター・ズインクや、ゴジラ、ジュラシックパークなど、名作映画のポスターから、年代を経たレトロなデザインポスターまで、とても楽しめました。
その中でも、1番のお気に入りは、『未知との遭遇』です。
宇宙を思い浮かべる大胆なデザインですが、輪郭は全て繊細なドットで施されていました。
見たことのない作品ですが、このポスターを見るだけでも、世界観に引きこまれるくらい、感動しました。
この展覧会では、ポスターを通して、数々の名作に触れ、出会えるのではないかと思います。
4.0
MONDOが生み出してきたアートフォームとしての映画ポスターがやたらかっこいい!
映画ポスターだけど、ポスターでない、
新進気鋭のデザイナーやイラストレーターによる”アート”
アートの分野というよりも「オルタナティブ(もう一つの)・ポスター」という「カルチャー」だそうです。
4Fコレクション展受付に申し出れば、大判のリーフレットが頂けるのでお忘れなく!
4.0
頭の中でオリジナルのポスターとMONDOのポスターと対比しながら鑑賞させていただきました。
現代のタッチで、色々なアーティストの、その映画に対するイメージなど覗き観るような感覚で楽しめ、こういう企画は是非これからもやっていただきと思いました。
オリジナルやポーランド派などとMONDOポスターを対比した展覧会なども是非観てみたいです。
5.0
もしかすると、映画そのものを見るよりも映画のポスターアートを見ているほうが、ある意味ではずっとおもしろいのでは?そう思わせるほど、MONDOの映画ポスターはクリエイティブでスタイリッシュだ。
宣伝とは関係のないベクトルから生み出されたポスターアート。デザイナーやイラストレーターによって映画の中から選び出されたエッセンスが一枚に凝縮させられたとき、映画の視覚的な悦びがさらに高められる。もちろん、元となる映画やその物語はポスターアートの下地ではあるが、ポスターから広がるのはそれとは違った新しい物語=オルタナティブな物語世界なのだ。
絵画化されデザイン化された映画の世界は、すでに知っている作品でさえもどこか異質な空気感を帯びるようになる。それはポスターを制作したアーティストそれぞれの表現によって無数に拡張していくということである。こうして新たに視覚化され続ける映画は、その作品へのリスペクトと同時に、そこから広がる新しい物語への想像力を刺激してやまない。
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