5.0
ペア作品で
数ヶ月前にモネの《ベリールの岩礁》ーランス美術館所蔵
を鑑賞したさに都内から、静岡市立美術館を訪れた。
そこで知ったのが、水戸の茨城県近代美術館は、それと同じモチーフである
フランスの北西部にある海岸を描いた
《ポール=ドモワの洞窟》を所蔵していて、
巡回展示で両作品を鑑賞できるチャンスがあるとのこと。
それで、鑑賞してきました。頂いたチケットで。どうもありがとうございます!
最終日に滑り込みの鑑賞になってしまったが、年度末。間に合ってよかった。
あの、エメラルド・グリーン、所々見えるピンクなど複雑な色彩。
数歩引いて見ると、なんという色の混ざり合いの美しさ。
海の色と岩の色。そしてやはり光。
そして40代後半の作品とあって、力強さもあるけれど、見るものを幸せにしてくれるあの優しい作風。
普段は荒れた天候の日々が多く、描くのに苦労したよう。
そんなことは一切想像させない、モネのプロフェッショナリズムも感じる。
しかもこの2点だけは写真撮影O Kで、感謝しかない。
まだ持っていない、茨城県近代美術館所蔵のほうの作品をポストカードで欲しかったのだが
最終日は売り切れで…ということでがっかりしたけれど
ショップの親切な方が、再入荷したら配送をしてくださるとのことで、お願いして本当によかった。
ありがとうございます。
ますます思い出深い鑑賞になった。