3.0
タイトル通り「天台宗」の歴史を辿る
関西で仏教美術の展覧会と言えば、奈良博なのですが、
今回だけは、さすがに京都とご縁のある比叡山延暦寺とあって、京博さん力入っているようでした。
東京展も行かれた方が、展示が全然違ってるとの感想を読みました。
130件の内、国宝23件、重文71件だそうです。
伺ったのが後期展示でしたので、国宝の優しそうな最澄さん最古の肖像画、拝顔できなかったのがとっても残念で、心残りです。
そこーと突っ込まれそうなのですが、像内に納められているものが3Dプリンターで再現出来るとは、ほんとビックリ致しました。
修学旅行の中学生も1時間ほどの滞在時間で見て回っているようで
国宝や重文となっている経巻などを観て、どんな感想だったかなぁ。
展示室はまだまだ空いています。お土地柄、洋服をお召しになっていてもお坊さんらしき方も多々お見掛けしました。
控えめな最澄さんなので、最澄さんに関する資料は少ないのかも、もっと最澄さんを掘り下げてた展示は無理でしたでしょうか。
延暦寺根本中堂は10年スパンの大改修中ですが、京都ならすぐそば、そちらへも伺いたくなる展覧会です。
奈良博での「快慶」展や「源信」展はそれなりに楽しめましたが、京博の仏教美術展覧会まだ慣れない。
昨年春の「鑑真」展と言い、「近世絵画」のイメージのあった京博さんはこちらへシフトされてきたのでしょうか。
京博さんには「近世絵画」の展覧会をドーンとやってほしいのが本心です。