4.0
英国王室の歴史の重み
英国王室の知識はほとんど無い状態(シャーロット可愛い!ぐらいしかない)で行きました。
歴代の王子や女王の肖像画が多く、なんか顔似てるなあとか、肖像画意外だと写真などもあり、チャーミングな一面がある!とかほのぼのと鑑賞出来ました。
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知れば知るほど面白い!肖像画で読み解く、ドラマティックな英国王室の歴史。
11世紀から現代まで伝統を受け継ぎ、今もなお世界中の注目を集め続ける英国王室。幾度かの王家転変を辿る中で、傑出した人物たちが現れます。
6人の妻を持ち、絶対君主の名を欲しいままにしたヘンリー8世(テューダー朝2代目)、最強国スペインの無敵艦隊を撃退、“国と結婚”し生涯未婚を通した“ヴァージン・クイーン”エリザベス1世(テューダー朝5代目)、そして現在の王であるエリザベス2世(ウィンザー朝4代目)。
女王自身はもちろん、息子であるチャールズ皇太子、孫のウィリアム王子、ヘンリー王子― ロイヤルファミリー全員が、日々のニュースにも頻繁に登場するほどの人気ぶり。このようなとてつもない人物たちが、英国王室の歴史を脈々と創ってきました。
本展は、テューダー朝から現ウィンザー朝まで、5つの王朝の重要なポートレート作品(絵画・写真等)約90点が、世界屈指の肖像画専門美術館ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリーより来日。作品の魅力と併せ、美しく気品に満ちた肖像画のモデルである王室の面々が辿った運命‥幾度となく映像化や舞台化され、いつの時代も世界中を虜にする「英国王室の物語」を存分にお届けします。
会期 |
2020年10月10日(土)~2021年1月11日(月・祝)
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会場 | 上野の森美術館 Google Map |
住所 | 東京都台東区上野公園 1-2 |
時間 |
10:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
会期中無休 |
観覧料 | 一般 1,800(2,000) 高校・大学生 1,600(1,800) 小学・中学生 1,000(1,200)
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TEL | 03-5777-8600(全日8-22時)ハローダイヤル |
URL | www.kingandqueen.jp |
4.0
英国王室の知識はほとんど無い状態(シャーロット可愛い!ぐらいしかない)で行きました。
歴代の王子や女王の肖像画が多く、なんか顔似てるなあとか、肖像画意外だと写真などもあり、チャーミングな一面がある!とかほのぼのと鑑賞出来ました。
5.0
肖像画ってそこまで興味あるものじゃないけど、
王家血筋がここまで勢ぞろいし、血族同士の血みどろの歴史の説明があっての肖像画の見ごたえたるや見事見事。
イギリス王族の知識や興味がなくても、肖像画の人物たちがどんな人生を送り没したか、
知るだけで楽しくなっていく。
最後の近代イギリス王家の面々の肖像画と写真が混ざった展示も、
また歴史をよく表しているようで面白かった。
肖像画に興味ない人でも絶対に楽しめると思うので、
人の愛憎入り乱れたドラマが好きな人は、ぜひおすすめ。
4.0
土日は混むかなぁと思って、平日の10時半ごろ行きました。
予約不要のチケットで待たずに入場できましたが、場所によっては人垣がところどころできていて、少々、密が気になりました。
(入場前に検温と手指の消毒はマスト)
印象的だったのは、両エリザベス女王の作品で、
・エリザベス1世のポートレート(アマルダ)はドレスがきらっきらで、光沢感が半端ない
・エリザベス2世の戴冠式の写真は、気品・威厳にあふれ、圧倒されます。ご高齢の今の写真でも凛とした雰囲気は変わりなく、敬愛され続けているカリスマ性を感じました。
以下、雑感です。
・解説の字が小さい・・・・ポートレートも写真も小作品が思っていたより多く、単眼鏡を持参して正解
・現在の王室メンバーのポートレートが多く、もっと古い時代の肖像画がもう少しあればよかった
・各コーナーの最初に系図があるので、見ておくと家族関係がわかりやすい。系図はスマホにDLも可能とのこと
・クロムウェルのデスマスクがあって、びっくり
・写真撮影は、1点だけ、エリザベス二世のポートレート(チラシやチケットの肖像画)のみ。写真撮影しやすいような展示方法に感謝
・ミュージアムショップは、英国国旗デザインの小物が充実
Kingもそれぞれ個性的でしたが、Queenのオーラの方が勝ってると思いました。
3.0
10時の入館前に少し並び、消毒、検温の後入館。入ってすぐは混雑していましたが、だんだん空いてきてゆっくり観ることが出来ました。
中野京子さんの「名画で読み解く」や「怖い絵」シリーズのファンなので王室の系図も大体頭に入っていて楽しめましたが、詳しくなくても会場に系図があるのでわかりやすいと思います。
エリザベス1世の肖像画は、本で見たよりも宝石が豪華で楽しめましたが、チューダー朝、スチュアート朝の肖像画の数がそれほど多くなかったのは少し残念。ビクトリア女王の時代になると写真もありましたが、とても小さいので見づらいものもありました。
ヘンリー7世とヘンリー8世、アン・ブーリンとエリザベス1世、ダイアナ妃とウィリアム王子は親子だけあって顔が良く似ている、といった見方も楽しめました。
3.0
イギリスのテューダー朝から現在のウィンザー朝までの王室の肖像画、肖像写真等の
展覧会です。
一般的に絵画は画家や技法等に興味を持って観ると思うのですが、この展覧会は
モデル自身のドラマチックな物語やイギリス王室の歴史を観るものだと思います。
忌憚なく感想を言わせていただきますと...
・冷酷非道のヘンリー8世の肖像画が小さくてちょっと笑えた。
・「怖い絵展」でお馴染みのジェーン・グレイの肖像画はとても16才には
見えないし 何ならこっちの方が怖い。
・ジョージ6世(エリザベス2世の父親で、映画「英国王のスピーチ」のモデル)が
イケメンすぎる。
・戴冠姿のエリザベス2世の威風堂々さっぷりハンパ無い✨
思わずカーテシーをしてしまいそうなくらい。
・ダイアナ妃の肖像画は服装やポーズがとても彼女らしい。顔に不満は有りつつも
印象的で良い絵だな〜。でもそれ写真でも良くない?
肖像画なら、ティアラを付けドレスを纏った美しさ全開の姿が観たい。
現在94才のエリザベス女王のご健勝を祈りつつ、改めて関連映画やドラマが
観たくなりました。
4.0
美術展というよりは、英国王室の歴史概要展。各時代の王、女王、ロイヤルファミリー、ときに愛人の肖像画、写真をみながら、英国王室の歴史の概略をチューダー朝から現在までたどる。複製画も多く、個々の作品のインパクトはあまり大きくないが、ルネッサンス期からバロック、ロココを経て近現代美術に至る美術の流れもなんとなくたどれる。作品としてはジョージ6世の肖像画がよかった。内気でハンディを負った国王の性格や心理まで表現されているように感じた。ただ浅く広くという感じだったので、ある時代を深堀するような展覧会があったらいいなと思った。
4.0
イギリス王室の歴史を肖像画と写真で見ることができる展覧会だった。
テューダー朝→ステュアート朝→ハノーヴァー朝→ヴィクトリア女王→ウィンザー朝、それぞれの王朝ごとに王や女王、王子に王女、愛人たち…イギリス王室のドロッとした部分も華々しい部分も味わうことができた。
まず印象に残ったのはヘンリー8世と6人の妻たち。各王朝の部屋には、人物相関図のパネルがあり、系統が分かりやすく示してある。それを踏まえつつ肖像画を観ていくと、宮廷内のドロドロした空気が伝わってくる。エリザベス1世、メアリー・ステュアートも然り。
古い時代のものは、昔、教科書で見たことのある肖像画もちらほらあり、イギリス王室の歴史を読み返したくなった。
しかし、イギリスは各時代の女王の印象が強いなと感じた。
ヴィクトリア女王の展示室では、女王の可愛らしさと純粋さが感じられた。お歳を召してからの恰幅の良さはあれど、即位した頃の少女の姿と重なり、今まで名前だけは聞いたことがある程度の人物だったのに、好感がうまれた。
また現女王であるエリザベス2世は、戴冠式に際してのポートレートが威厳と美しさに満ちており、畏敬の念を感じた。また2007年に撮影された女王の姿が、年齢を重ねても戴冠式の頃と変わらぬ凛とした清廉なたたずまいで、国民に絶大な人気があるのもうなずけた。
イギリス好きにはたまらない、そしてにわかイギリス好きにも、もう一度、イギリスの王朝の歴史を調べたいと思える素敵な美術展だった。
紅茶とスコーンを楽しみつつ、明日の土曜は王室ものの本を読もうと思う。楽しみだ。
4.0
初めての上野の森美術館の鑑賞でした。
一通りの除菌消毒、体温チェックも済みイヤホンガイドをのぞいたら「全て消毒済」との事で、安心してお借りしました。
絵画鑑賞と歴史考察が一つになっていて、大変わかりやすく興味も絶やさない工夫を感じました。
人物像だけの鑑賞に少し興味がそぐわれないかな?との心配も払拭され、最後まで集中して鑑賞する事ができました。
残念だったのは、座る所がなかったことです。途中で腰の痛みを感じ座りたくなりました。
4.0
教科書で見たことのある肖像画をいくつも見れて良かった。
展覧会は肖像画そのものよりも描かれた人物にスポットをあてて英国史を振りかえるというものでした。(作者不明の作品も多いからかもしれませんが...)
家系図はありますが行く前にざっくりとでいいのでテューダー朝以降の歴史を知っていくといいと思います。
ところどころにある中野京子さんのコメントが皮肉がきいていて面白かったです。
5.0
なにかと話題のイギリスの王室が、実はこんなに複雑な過去と威厳をもって継続されてきたこと、あらためてしっかり認識できました。
肖像画→写真と、徐々に時代と共にその「姿」を残す媒体がかわっていきつつ、国民に愛されて、後世に残っているんだな、と感動します。
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