4.0
感情に訴える作品
「血と妖艶」と言うテーマの今回。
まずは「風俗三十二相」や「月百姿」といった美しさや、物悲しさを覚える作品が並んでいます。
美しい色使いや細かな描写に溜息が出るほど…。
そして地下階には血みどろ絵、無残絵の数々が並んでいます。
血が苦手な人は本当に駄目でしょうね…。
芳年ならではの細かい人の描写の中に色々な心情を感じられて、ゾッとしたり哀しくなったり…。
月岡芳年と言う人の素晴らしさを再認識させてもらった展示でした。
こんなに素晴らしいなら前期も観に行けばよかったと思いました。
川崎浮世絵ギャラリーでも月岡芳年の「月百姿」を展示中なので、そちらもオススメです。