分離派建築会100年展 建築は芸術か?

パナソニック汐留美術館

  • 開催期間:2020年10月10日(土)~2020年12月15日(火)
  • クリップ数:27 件
  • 感想・評価:4 件
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山田守 卒業設計 国際労働協会 正面図 1920(大正9)年 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻
瀧澤眞弓 山岳倶楽部 正面図 卒業制作 1920(大正9)年 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻
瀧澤眞弓 《山の家》 模型 1921(大正10)年 再制作:1986年 瀧澤眞弓監修
堀口捨己 紫烟荘 1928(昭和3)年 『紫烟荘図集』(洪洋社)所収、東京都市大学図書館
分離派建築会創立時の集合写真 1920(大正9)年2月3日 写真協力:NTTファシリティーズ
森田慶一 京都大学楽友会館 1925(大正14)年 撮影:2020(令和2)年、若林勇人
山本鼎 《八角巻煙草入れ(農民美術デザイン画)》 大正時代~昭和初期 上田市立美術館
山田守 東京中央電信局竣工 1925(大正14)年 郵政博物館
堀口捨己 小出邸応接間 肘掛け椅子 1925(大正14)年/復元:1997(平成9)年 江戸東京たてもの園
石本喜久治、山口文象 白木屋百貨店 透視図 1928(昭和3)年 石本建築事務所
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

大正時代、日本の建築界に鮮烈なインパクトをもって現れた新星たちがいました。日本で最初の建築運動とされる分離派建築会です。

大正9(1920)年、東京帝国大学建築学科の卒業をひかえた同期、石本喜久治、瀧澤眞弓、堀口捨己、森田慶一、矢田茂、山田守によって結成され、その後、大内秀一郎、蔵田周忠、山口文象が加わり、昭和3(1928)年まで作品展と出版活動を展開しました。

結成から100年目の2020年。本展は、図面、模型、写真、映像、さらには関連する美術作品によって、変革の時代を鮮やかに駆け抜けた彼らの軌跡を振り返ります。

分離派建築会が希求した建築の芸術とは何か。日本近代建築の歩みのなかで果たした彼らの役割を、新たな光のもとに明らかにしていきます。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2020年10月10日(土)~2020年12月15日(火)
  • ※会期中、一部展示替えします。前期10月10日~11月10日、後期11月12日~12月15日。11月12日以降に再入場の際は、前期半券提示で100円割引となります。
会場 パナソニック汐留美術館 Google Map
住所 東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日 水曜日 
観覧料 一般 800円
65歳以上 700円
大学生:600円
中・高校生 400円
小学生以下 無料
  • ※障がい者手帳を提示の方、および付添者1名まで無料で入館できます
TEL050-5541-8600
URLhttps://panasonic.co.jp/ls/museum/exhibition/20/201010/

パナソニック汐留美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

パナソニック汐留美術館 パナソニック汐留美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

3.0

建築にご興味のある方は是非お出かけを!

京都近美への巡回展へ行ってきました。
Twitterなどでは、東京都は展示が大きく変わっているとのこと。
「分離派建築会」は、日本近代建築史には避けては通れない重要な位置づけにあるらしい。
展示、チラシ、作品リストも「分離派建築会」の結成の熱い思いが反映されているよう。たくさんの文字解説、図面、設計図、映像(そこそこ長い)、復元模型、などなど情報量が多くて、お好きな方にはたまらない展覧会となっているかと。
ずぶの素人の私には、平日だけに配布される?「マンガで見る!分離派建築会 実録エピソード」が分かりやすかったです。HPでも読めます。
https://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2020/440-02.html
「分離派建築会」が結成されるに至った日本の建築界の状況ややがては散会していく流れなど時代背景も辿れ、その点も興味深かった。

THANKS!をクリックしたユーザー
シンディさん

4.0

面白い展覧会でした。

パナソニックさんは小さい美術館ですが、今回は読むものが多くて、結構時間がかかりました。ただ、空いていたのでゆっくり楽しむことは出来ました。
図面もパースもCADで描くのが当たり前の今(私たちの時代は白地に青線の陽画感光紙が主流でしたが)、青地に白線の保存状態も良い素晴らしい図面たちに、とても感動しました。
分離派の皆さん自身も、大変苦悩しておられたのが良く判りました。その苦悩の中、其々に実現された建築が、勿論前代の建築もですが、今の私たちの建築環境を豊かにしてくれている、と感謝です。
私としては、勿論建築は実用、だと思います。安全性耐震性が不可欠で、そのため入念な土地の地耐力調査等の上に、建物の綿密な構造計算があり、成り立てる建築意匠設計であるはずです。使い勝手や導線や色々な実用性も美に先行します。それでも、美しさやゆとり、芸術性を全て排除した上には、本当の実用は成り立たないと、芸術性も実用に含まれるもの、と思います。色や形、技術や機能は何れも、中心軸にあるその人や社会の目的・必要を実現するための手段のひとつで、それを設計するのがデザイン。実用をデザインするのはつまり創造活動・芸術に他なりません。ですから建築は実用か?芸術か?というより、建築は実用の芸術である、と思います。勿論建築に限ったことではありませんが。
今、コロナ禍で、人々の働き方やライフスタイルが大きく変化する、この時にこそ、生命にかかわることではないと芸術は二の次三の次に、などと言わず、人や社会の必要を実現する芸術力創造力を高め、優れた芸術を多くの人々の目前に発信し、生きる力を後押しし、求める未来を構築する力としなければならないのではと、思ってしまいます。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

4.0

卒業設計と模型に釘付け

分離派建築会のことは全く知りませんでしたが、設計図や建物の復元模型、建築当時の写真などの展示、家具など多様な展示物は興味深く、勉強になりました。
設計図は保存状態がよく、設計者の気迫が感じられました。図面を描く方はスケッチも上手で、画家でも通るのでは?と思いました。

完成した建物の写真が数多く展示されていましたが、戦争の影響もあるのか現存しているものが少なく、実物が残ってればと残念でした。

「建築」がテーマのためか、いつもより男性比率が高かったように思います。行ったあとに気づいたのですが、Webサイトで紹介動画を配信していたようです。見逃しました。再放送してほしい。。。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

5.0

建築っておもしろいと思わせてくれる展覧会

日本の展覧会で建築に注目するものは多いけれど、現在の建築物ではなく、過去の時代の過渡期にどのようなものがどういう風にしてうまれたのか、という点で楽しく勉強した感じです。
建築物が芸術作品とみなされていない時代に、それを認めてほしいと思う願い、そしてデザインの過渡期にその最先端をどんどん取り入れて新しい様式を生み出していく様子、本当に素晴らしいと思いました。

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山田守 卒業設計 国際労働協会 正面図 1920(大正9)年 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻

瀧澤眞弓 山岳倶楽部 正面図 卒業制作 1920(大正9)年 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻

瀧澤眞弓 《山の家》 模型 1921(大正10)年 再制作:1986年 瀧澤眞弓監修

堀口捨己 紫烟荘 1928(昭和3)年 『紫烟荘図集』(洪洋社)所収、東京都市大学図書館

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森田慶一 京都大学楽友会館 1925(大正14)年 撮影:2020(令和2)年、若林勇人

山本鼎 《八角巻煙草入れ(農民美術デザイン画)》 大正時代~昭和初期 上田市立美術館

山田守 東京中央電信局竣工 1925(大正14)年 郵政博物館

堀口捨己 小出邸応接間 肘掛け椅子 1925(大正14)年/復元:1997(平成9)年 江戸東京たてもの園

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