3.0
初見作品目白押し
凄い絵師に光があたりました。画技も凄い❗️ただオリジナリティが
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かつて有名であったにも関わらず、忘れ去られてしまった絵師がいます。
横山華山(よこやまかざん 1781/4~1837)は、江戸時代後期の京都で活躍した人気絵師です。
曾我蕭白(そがしょうはく)に傾倒し、岸駒に入門した後、呉春に私淑して絵の幅を広げた華山は、多くの流派の画法を身につけ、作品の画題に合わせて自由自在に筆を操りました。
本展は、華山の多彩な画業を系統立てて紹介する初めての回顧展です。
曾我蕭白や弟子たちの作品も含め会期中約100点の展示で、華山の全貌を掘り起し、その魅力に光を当てます。
ボストン美術館や大英博物館など海外に渡った作品も里帰りします。
会期 |
2018年9月22日(土)~2018年11月11日(日)
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会場 | 東京ステーションギャラリー Google Map |
住所 | 東京都千代田区丸の内1-9-1 |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
月曜日 9月25日(火)、10月9日(火) ※9月24日、10月8日、11月5日は開館 |
観覧料 | 一般 1100円(900円) 高校生・大学生 900円(700円) 中学生以下 無料
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TEL | 03-3212-2485 |
URL | http://www.ejrcf.or.jp/gallery |
割引券 | http://www.ejrcf.or.jp/gallery/campaign.html |
3.0
凄い絵師に光があたりました。画技も凄い❗️ただオリジナリティが
5.0
センスの良い東京ステーションギャラリーさん。
今回は、まさかの横山華山!
単品では観たことがありましたが、これだけの回顧展となると圧巻です。
海外にはまだまだたくさんの傑作があるので、もっと観てみたい気分になりました。
5.0
数々の素晴らしい作品、非常に魅了されました。
でも一つだけ疑問が湧きました。人物画の目と視線の描き方です。
例えば「蝦蟇仙人図」で、崋山の絵では視線が蝦蟇を見つめておらず、虚ろな感じがしました。また唐子図屏風では、子供たちの互いの視線が、遊び仲間を強く意識し、互いに楽しんでいる、というようには感じられませんでした。
私だけの印象でしょうか?
4.0
美術展を見るのが好きです。横山崋山という人を知りませんでしたが絵巻に興味があり、9月30日に行って来ました。
9歳で描いたという「牛若弁慶図」にまずビックリ。
「蝦蟇仙人図」は曽我蕭白が描いたものとそれを崋山が模写したものが並んで展示されていて、面白く鑑賞しました。
どれも見応えがあり期待以上、人や動物の表情がなんとも好ましく、人気絵師と言われたのも納得です。
30mの絵巻も勿論素晴らしかったのですが、火事の様子を復興まで描いた(すみません、作品名を忘れました)絵巻があり、それも広げて観てみたいと思いました。
5.0
昨日、行ってきました❗西洋絵画のような陰影で浮き上がったように見える人物の顔のすごさ、祇園祭の屏風の正確な描写と、人々の着物の紋まで描ききる細かさ、没入してついみいってしまいました。忘れられていた画家を掘り起こしてくれたステーションギャラリーさんに感謝です。先日見に行った藤田嗣治展も凄かったのですが、こちらも絵の魅力は負けてないですよ
5.0
横山華山、名前も存じませんでしたが、明治大正期までは有名で、フェノロサらが収集したり、漱石の、坊っちゃん。にも登場するとか。
実際、その近代的で写実的な画風は、驚異的で、「虎図」の、迫真的な毛並みの描写を観ただけで良く分かります。
素晴らしい展覧会です。
5.0
名前もあまり聞きなじみのない方なのですが、なんとなく見たことがあるような感じがしたら曽我蕭白のお弟子さんということで、似ているようなタッチの作品があります(主に水墨)でも完全なる模倣ではなく、そこに独自のさまざまな流派の技法やタッチを取り込んで独特の世界観が出ています。蕭白と並んで展示されている作品は比べてみるとそれぞれに味わいがあって楽しいです。
また上下巻が豪華にもだ~~~~っと広げられている祇園の祭りの絵巻は圧巻!!今は現存しない山や鉾の写実的な記載が歴史的資料にもなっているのだとか。
他にも屏風の人物の精巧さやかわいらしさ(とくに子供たちはいまにも動きそうなリアルさ!)も必見です。
後半は絶対に混みそうな気配です。
9月21日内覧会。家から出品したもの以外はすべて初見。
高い技術があって何とも器用な画家だったのだと感心する。どんなスタイルでも画題でもなんなくこなす、逆に個性のなさともいえるかもしれない・・・
9月27日再訪。ゆっくり見る。全体…readmore
5.0
横山華山展、良かったです。
面白い日本美術の展覧会だと思います。
華山は器用な絵師でモダンな作風もありちょっと早かった人なのかも知れません。
線が非常にキレイで山水も動物も人物も風俗も何でも巧くこなします。
久隅守景オマージュの作品とかユルくて好きです。
《祇園祭礼図巻》は展示室を横断するように全て開いて展示されています。
一応ガラスケース展示なのですが一点ずつガラスケース収納も多いので
東博のように距離を感じず結構近くで鑑賞出来るのが良いですね。
前後期でかなり展示替えあります。
海外からの里帰り作品も多く横山華山をまとめて見られる貴重な機会ですので
日本美術好きには是非行って頂きたいです。
5.0
東京ステーションギャラリーの「横山華山展」を開催初日の9月22日に観て来ました。
千葉市美術館の「木版画の神様 平塚運一展」もそうでしたが、誰もが知る画家・絵師の他に、私は5年ほど前から自分の美術鑑賞知識の幅を広げるために、「実力はありながら埋もれた画家・絵師」の作品を自ら編集作成している「美術展一覧表」でスケジュール化し、できる限り足を運んで観る様に心掛けています。
横山崋山の名前は知ってはいましたが、作品は偶に見た程度で記憶には残っていませんでした。しかし、今回の様に、崋山の作品ばかりを集めた展覧会を目にして、その緻密なまでの観察力・洞察力と類まれな表現力の豊かさには驚かされ、当時、名声を得ていたスゴイ絵師であったことがよく理解できました。
会場の最初のコーナーには何と9歳で描いた「牛若弁慶図」が展示されています。崋山の家庭はあの曽我蕭白のパトロンとなっていたこともあり、幼い頃から絵を描く環境には恵まれていたとはいえ、牛若丸の軽やかさと弁慶の強靭な体つきが9歳の絵とは思えない程、見事に描写されているのです。
その後、独学で蕭白の絵を学び、実力に磨きを掛け、そして才能が開花します。
明治天皇に奉納された「桃錦雉・蕣花猫図」という作品も展示されていました。
これ程までに知名度と実力が備わった絵師なのに、流派にも属さず、作品の殆どが海外へ流出してしまったことが忘れられた絵師となった要因の様です。
私の印象に残った作品は、①「花見図」、②「祇園祭礼図巻」、③「寒山拾得図」、④「紅花屏風」、⑤「諾矩羅尊者図」、⑥「夕顔棚納涼図」、⑦「龍虎図屏風」、⑧「蘭亭曲水図屏風」です。
①は花見に集まった男女の宴の様子が描かれていますが、一見、白い桜の花が目立つのですが、それよりも男女の表情と仕種の細やかさが際立って見えました。宴の席の重箱の料理までが妥協せずに細かく描かれていて、観ていて楽しくなります。
②は最晩年の作品ですが、京都の祇園祭の様子を30メートルにも及ぶ絵巻物として描いています。山鉾や神輿、それらに携わる人々の仕種、そして指先に至るまでが緻密に描かれています。観ていて楽しくなり、時間が経つのを忘れます。焼失した山鉾の一部がこの緻密に描かれた絵を参考に復元されているから驚きです。
③は水墨画で、墨の濃淡が見事に使い分けら… Read More
5.0
一番の魅力は風俗画のイキイキとした表現力!
カメラでクローズアップしたように、人々の表情や躍動感まで伝わってくる表現には、見ていてワクワクしてくる。
上下巻約30メートルに渡って描かれた
《祇園祭礼図巻》は圧巻!
京都でも2週間程しか展示されることがなかったこの作品が、会期中ずっと見られるなんて!もちろん展示ケースもオーダーメイドだそうです。
5.0
私事で恐縮ですが、私の先祖にあたる画家です。
この機会に広く皆様に知っていただければ幸いです。
来年には仙台、京都にも巡回いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
10月6日には「美の巨人たち」放送予定です。
横山華山の字は「華」です。渡辺「崋」山とまちがえて購入してしまったケースがあるとかないとか・・・(笑)
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