3.0
暮らしの中から生まれる絵
一枚一枚の絵のサイズが小さくて、とにかく繊細。 薯版画というあまり馴染みのない手法で制作されているので、できれば制作風景の映像とかが一緒に展示されていればなお良かったかなと思いました。 展示方法はやや玄人向けな感じでちょっと弱かったです。… Read More
美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ - 日本全国322の美術館・博物館と850の開催中&開催予定の展覧会をご紹介中!
山室眞二(やまむろしんじ 1939年生)は50年以上にわたり、じゃがいもを版とする薯版画を独学で創作し、その表現を深めてきた作家です。生ものであるため数時間しか使えない版を丹念に重ねて作られた作品には、植物や虫、鳥など鎌倉で出合ったものが取り上げられており、身近なものを慈しむ作家のまなざしと薯版への探求心が込められています。さらに、造本や装幀も手掛ける山室は、画文集や詩人との共同制作など言葉の世界でも活動しています。
本展ではこれまでの薯版画作品や装幀を担当した書籍に加え、親交のある志村ふくみ(しむらふくみ 1924年生、染織家・随筆家、人間国宝)の言葉から着想された新作《志村ふくみの言葉 百葉筥》(全100点)も展示します。小さなじゃがいもから広がる豊かな表現をお楽しみください。
◆ 山室眞二(やまむろしんじ)略歴
1939年横浜市生まれ、鎌倉市在住。横浜市立大学卒業後、建設省(現・国土交通省)等に勤務。学生時代に木版画を始め、1970年代に薯版画に出合って以降独学で制作を続ける。1982年、画廊たくら(藤沢市)にて薯版画での初個展を開催。また、画文集『薯版deルナールとあそぶ』(2024年)の出版や、 自身が主宰するシンジュサン工房名義での『天青』(志村ふくみ著、2003年)の造本、『言葉の木陰』(宇佐見英治著、2001年)の装幀・挿画および造本など幅広い活動に取り組んでいる。
| 会期 | 2026年5月30日(土)~2026年9月27日(日) |
|---|---|
| 会場 |
神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
|
| 住所 | 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-8-1 |
| 時間 |
9:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
|
| 休館日 | 月曜日(7月20日、9月21日を除く) |
| 観覧料 | 一般 700円(600円) 20歳未満・学生 550円(450円) 65歳以上 350円 高校生 100円
|
| TEL | 0467-22-5000 |
| URL | https://www.moma.pref.kanagawa.jp/ |
3.0
一枚一枚の絵のサイズが小さくて、とにかく繊細。 薯版画というあまり馴染みのない手法で制作されているので、できれば制作風景の映像とかが一緒に展示されていればなお良かったかなと思いました。 展示方法はやや玄人向けな感じでちょっと弱かったです。… Read More
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
神奈川県で開催中の展覧会
山室眞二《ツバメ》2025年 薯版、紙 作家蔵 撮影:鈴木静華
山室眞二《志村ふくみの言葉 百葉筥》より 2026年 薯版、糸、裂、紙(一部に志村ふくみの糸と裂を貼付け、言葉は志村の著述からの引用)作家蔵 撮影:鈴木静華
山室眞二《ビワとカノコガ》2024年 薯版、紙 作家蔵 撮影:鈴木静華
山室眞二《クサギ》2019年 薯版、紙 作家蔵 撮影:鈴木静華
山室眞二 上段右《冴える》、上段左《夜空》、下段《夕空》2007年 薯版、紙 作家蔵 撮影:鈴木静華
志村ふくみ『天青』造本:シンジュサン工房 2003年 撮影:鈴木静華
山室眞二『薯版行人句抄Ⅱ』より造本:シンジュサン工房 2001年 切手状の薯版画を紙に貼付け、印刷、紙(句:尾崎喜八 「よみがえった句」『尾崎喜八詩文集7夕映えに立ちて』創文社1958年所収)作家蔵 撮影:鈴木静華
山室眞二『続・薯版 行人句抄』より造本:シンジュサン工房 2024年 薯版、紙(句:尾崎喜八「行人俳句・連句」『尾崎喜八資料第15号』尾崎喜八研究会 1999年 所収)作家蔵 撮影:鈴木静華
撰:志村ふくみ、薯版:山室眞二『薯版うー讃―川上日車の川柳』より 志村ふくみ発行 造本 シンジュサン工房、2021年 薯版、紙(句:川上日車『日車句集』川柳叢書刊行會1933年 所収)