4.0
小規模ながら見応え充分
おそらく世間一般にはあまり知られていないであろう荘司福という日本画家の展示です。
本画だけでなく下図やスケッチなども展示されていて、風景を見て何を取捨選択しているのかという過程まで見れたのが面白かったです。
絵の画題にはなりそうにない岩や木の根にフォーカスして描いているというその着眼点が独自性があっていいなぁと思いました。
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旅と思索の画家と称される荘司福(しょうじふく 1910–2002)は、石や土、自然の風景を題材に、存在の重みと時間性を玄妙に描き尽くし、単なる風景や心象を超えた深みのある作品を数多く生み出しました。
日本各地や中国、インド、カンボジア、アフガニスタン、エジプトなどへの旅の中で残されたスケッチとドローイングを、完成した日本画とともに紹介します。多様な世界観の探求を通して画家が獲得した制作の本質と、モチーフに対する独自の視点をさぐります。
荘司福の作品約60点と写真や画材などの資料に加えて、義理の娘で日本画材の特性を生かした抽象表現を開拓した画家・荘司貴和子(しょうじきわこ 1939–1979)の作品も併せて展示します。
会期 | 2023年9月16日(土)~2023年11月26日(日) |
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会場 |
神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
![]() |
住所 | 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-8-1 |
時間 |
9:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
|
休館日 |
月曜日 ※ただし、9月18日、10月9日は開館 |
観覧料 | 一般 250円 20歳未満・学生 150円 65歳以上 100円 高校生 100円
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TEL | 0467-22-5000 |
URL | http://www.moma.pref.kanagawa.jp/ |
4.0
おそらく世間一般にはあまり知られていないであろう荘司福という日本画家の展示です。
本画だけでなく下図やスケッチなども展示されていて、風景を見て何を取捨選択しているのかという過程まで見れたのが面白かったです。
絵の画題にはなりそうにない岩や木の根にフォーカスして描いているというその着眼点が独自性があっていいなぁと思いました。
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