5.0
原研哉の、とん、
たとえ写真を使う作品でもまずはスケッチに起こしていて、村上春樹が翻訳を始めるときにまず横になっているものを縦にとん、と直すと言っていたのを思い出した。まずは作品全体を自分の目を通したものとして捉えるという感じ。本を作るときに文章や写真の配置を1ページずつスケッチに起こして本の構成を考えているのが圧巻だった。
無印良品の広告では、心地よさとか洗練されているとかいう抽象的なイメージを具体的な表現物として象徴化しなければならない。その過程がうかがえて面白かった。無印良品の広告「やさしくしよう」を考える際に、上田義彦写真集『フミコのやわらかな指』を模写するところから始めているのが興味深かった。
会場では原研哉が語る動画も流されていて参考になる。しばらくの間、近くに寄るたびに原研哉のスケッチを見れるのは幸福。














