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緊迫感あふれる、美しき凛々しき玉三郎
鬼海弘雄のポートレイト写真、東京の市井の人や海外の人など、色々な作品を目にします。坂東玉三郎は、プロ写真家になる以前の1976年に撮ったものだそうです。
当時、玉三郎は26歳。唯ひたすらに、凛々しく美しい。鬼海の目で切り取るその瞬間々々は、息もつけないような緊迫感、臨場感で覆われています。
全25作品のうち、7つが最近のモダンプリント、残りは1976年のヴィンテージプリントとのこと。
最初、これを知らずにひと通り観た際に、印象強かったのは、黒が引き締まりコントラストが強いモダンプリントでした。緊迫感の伝わり方が違います。
やがて2周り・3周りするうちに、少し印画紙がよれ気味のヴィンテージ物の抑制された表現に、心を寄せるような思いが湧いてきました。




