5.0
諸行無常
確か初めてこの画家を知ったのは『美の巨人たち』での紹介を見たからだと記憶。
蝋燭の絵が有名ですが腐った果実、割れた皿、廃屋などそれは仏教思想の諸行無常がその芸術の根底にあるからとの解説。
帝大(現在の東大)主席卒業で周囲の反対を押し切り独学で絵の道に、そして85年の生涯を閉じるもその作品が世に知られ始めたのは死後10年以上たってからとか。
しかし作品から受ける物はそんな自分の価値観など達観した彼岸の彼方にある芸術や哲学性、まさに諸行無常。
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髙島野十郎 (たかしまやじゅうろう 1890-1975) は、「蝋燭」や「月」を独特の写実的筆致で描き、近年、全国的にも知られる存在となった洋画家です。福岡県久留米市に生まれ、旧制第八高校(現・名古屋大学)を経て、東京帝国大学(現・東京大学)を卒業後、絵かきの道を選びます。流行や時代の趨勢におもねることなく、理想と信念にひたすら忠実であった彼の作品は、観る者の心を静かに震わせ、魅了する力を宿しています。
本展は、東海地区で初開催であるととともに、初公開の作品や、岸田劉生など関連作家も含めた約170点を、4つの章で構成する過去最大規模の回顧展です。これまで「孤高の画家」と呼ばれてきた彼の芸術が形成されたルーツを遡り、作品に通底する仏教的思想を読み解きつつ、青年期や滞欧期の作品など、従来の展覧会では大きく取り上げられることがなかった部分にもスポットを当てます。
また、福岡県立美術館所蔵の書簡や日記、メモ等の関連資料を読み解き、関係者の証言を集めることで、彼がひとりの人間としてどのように生きたのか、そして周囲とどのような関係を築き、絵かきとしての歩みを進めたかという部分にも注目し、野十郎の人間像にも改めて迫ります。さらには野十郎の画業や芸術観の背景にあるものや彼が生きた時代の動きを探ることで、美術史のなかに野十郎の画業を位置付けることもめざします。
| 会期 | 2026年1月6日(火)~2026年3月15日(日) |
|---|---|
| 会場 |
豊田市美術館
|
| 住所 | 愛知県豊田市小坂本町8-5-1 |
| 時間 | 10:00~17:30 (最終入場時間 17:00) |
| 休館日 | 月曜日(1月12日、2月23日は開館) |
| 観覧料 | 一般 当日窓口販売 1,500円、オンライン販売 1,300円 高校・大学生 当日窓口販売 1,000円、オンライン販売 800円 中学生以下 無料(オンライン販売は対象外)
|
| TEL | 0565-34-6610 |
| URL | https://www.museum.toyota.aichi.jp/ |
5.0
確か初めてこの画家を知ったのは『美の巨人たち』での紹介を見たからだと記憶。
蝋燭の絵が有名ですが腐った果実、割れた皿、廃屋などそれは仏教思想の諸行無常がその芸術の根底にあるからとの解説。
帝大(現在の東大)主席卒業で周囲の反対を押し切り独学で絵の道に、そして85年の生涯を閉じるもその作品が世に知られ始めたのは死後10年以上たってからとか。
しかし作品から受ける物はそんな自分の価値観など達観した彼岸の彼方にある芸術や哲学性、まさに諸行無常。
5.0
今回の展覧会で初めて高野野郎という方を知りました。法隆寺の五重の塔、雨の日と並んで展示してあり面白かったです。撮影可能な作品が多く3時間楽しめました。
5.0
展示最初の自画像から、最後の月の作品まで、じっくり2時間半鑑賞して、大満足な展覧会でした!
行ってみて、間違いなしのオススメです。
3.0
写実的な中に、どこか問われているような雰囲気のある作品だなと思っていました。本人の仏教的な思想が入っていると聞き納得。どこか禅画のような感じを受けていました。
ろうそくの絵で有名な高島野十郎先生の作品展です。今回は若いころの作品から亡くなられる直前までの作品と、覚書などのメモで構成されていますが、絵の色を含め変遷も見ていける内容で、おなか一杯になりました。個人的にはろうそくの絵を…readmore
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髙島野十郎《蝋燭》大正期、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎《絡子をかけたる自画像》大正9(1920)年、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎《からすうり》昭和10(1935)年、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎《月》昭和37(1962)年、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎《すいれんの池》昭和24(1949)年、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎《さくらんぼ》昭和31(1956)年頃、福岡県立美術館蔵