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蝋燭と月
穏やかな平日の午後会場を訪れると割と多くの人が 絵を鑑賞したり写真を撮ったりしてた。撮影不可の作品もあるがおおむね許可されてた。
久留米出身 現在の東大農学部卒業の高島さんの魚介類の観察図はまるで図鑑のように緻密。学歴には首席でという文字が多いのでとても聡明な方だったのだろう。写実的な静物画や日本画的な植物画 美しい構図の寺や風景画 どちらかというと静かな落ち着く作品が多い。そして独自の思想をもって描かれている気がした。
中でも親しい方に贈ったとされる蝋燭の作品が10点ほどありひとつひとつ炎が異なって見ごたえがある。最近は蝋燭に灯る炎を見ることは少なくなり作品をみていると心が落ち着き清められたり祈りたくなる。同じく月の作品も遠く離れてる人や天にいる故人とも通信できるような…そこに高島野十郎もいらっしゃるような気がした。
仏を拝むようにまた来たくなる展覧会である。私は2回目。






