4.0
いつもながらに楽しめました。さすが「THE BEST」でした。
去年は「王朝文化」一昨年は「古今和歌集」その前は「吉祥の美」でしたっけ、春の優品は「書」を中心にしつつ、他の陶芸・茶道具や絵画も、五島さんがこれぞと押す名品を楽しませていただけます。書の類は、文字もさることながら料紙の美しさに毎度毎度、見惚れてしまいます。私としては大好きな「青磁鳳凰耳花生(重文)」「青磁筍花生」や、見事な「光琳蒔絵佐野渡硯箱」にもまた出会え嬉しく、絵画も小茂田青樹「緑雨」は鮮やかな緑に覆われた世界。じっと見ていると雨音も聞こえ、自分が蛙になり、やわらかな光と雨の中にいる気がして来てしまうのですよね。伝牧谿筆の「叭々鳥図」は、空中で振り向く鳥の一瞬の動きが見事に表現されていて、何時かぜひMOAとトーハクさんの三幅並べて観てみたいものです。それから五島さんの展示は、単品だけでんく組み合わせたり、庭の茶室床の間を再現し田中にしつらえの一具として見せていたり、があってちょっといいですね。
さて、今回NHK大河によせた、蔦屋重三郎関連書籍も展覧されていました。この系統の展示は既に、すみだ北斎美術館・藝大美術館・國學院大學博物館・大河ドラマ館他、あちこちで紹介されていて、かの「吉原細見」などは何度も見て来ました。その度私は、蔦重のセンスと知力はともあれ、江戸時代の一般の方々の「読む力」に感心感嘆してしまいます。虫眼鏡が欲しいくらいの小さな文字で、崩し文字でびっしり…。今、春の良い季節となり、浅草では、大河ドラマ館をスタートして無料バスなどもある蔦重ゆかりの地を巡りの散歩ルートがなかなか人気とのこと。また今秋「五館連携蔦重手引草」として五島・太田記念・たばこと塩博・印刷博・国文学研究資料館の五館をめぐる蔦重の世界を知る展覧会があるそうですね。これってみなNHKさんが頑張ったのかな…。
それから第2展示室。今回も「源氏物語絵巻(鈴虫一・二、夕霧、御法)」等の特別公開期間にうかがいました。国宝と一緒に、現状模写と、加藤純子さんという方の、復元模写も一緒に展示されているので、見比べるのもまた楽しいですね。
今回お庭は躑躅の季節かと思ったのですが、ほとんど終わっていたのでしょうか、咲いているものは少なかったです。皐月には早く、アヤメなども見えませんでした。ヒメシャリンバイが可愛らしく咲いていました。新緑がとても気持ち良かったです。
いつもの恒… Read More
![[館蔵]春の優品展 THE BEST 五島美術館-1](https://www.artagenda.jp/img/event/10667/main_1.jpg)
![[館蔵]春の優品展 THE BEST 五島美術館-2](https://www.artagenda.jp/img/event/10667/main_2.jpg)
![[館蔵]春の優品展 THE BEST 五島美術館-3](https://www.artagenda.jp/img/event/10667/main_3.jpg)