5.0
思いがけず大満足!
書跡は全然読めないので行くつもりはなかったんですが、某サイトの記事で因陀羅の禅機図が出品されていることを知り、急遽行ってきました。
禅機図の国宝+1の計6作品のコンプリートを目指しているので、出品の機会は外せないのです。
それにしても、楚石梵琦の墨蹟カテゴリーで出品されるとは…。
で、よく見たら、作品と表装の両方にかかるように、まるで割印のように所蔵印が押されていることに気が付いたんです。
国宝に所属印なんて押していいの?表装を変えるときはどうするつもり?
ダメもとで受付の方に質問したら、詳しい方に繋いでもらい、お話を伺うことができました。
あー、こういう話をする時間が何より楽しい!
今回、写経のフォントの違いを十分楽しみました。
それぞれの書体が醸し出す雰囲気が全然違うんですよね。
「無量義経・観普賢経」の柔らかくて装飾的な文字はいつまでも見ていられます。
「大唐内典録 巻第九・第十残巻(六人部東人願経)」は表の達筆と全然違う裏のゆるい文字が可愛らしい。
書いていることはわからないけど、立派なことでないと思います(笑)
大満足の展示でした!