4.0
ガラスケースなし、運慶仏を至近距離で!
総展示数は少ないものの、浄楽寺の運慶仏5躰が勢揃い、本尊半丈六の阿弥陀如来もお出ましの阿弥陀三尊はいつまでも観ていられます。詳細なカラ―リーフレット2部あり、県立金沢文庫の運慶展と関連を持たせた展示ですので併せて観賞するのがオススメですか常設展は勿論、併設の谷口六朗館(オススメ、癒される)も観賞出来るので楽しめます。
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12~13世紀の三浦半島で大きな力をもった武士・三浦一族。鎌倉幕府成立前後の彼らの地位 を象徴するように、横須賀・三浦半島には一族ゆかりの寺が多くつくられ、当時一流の仏師の手に よる仏像が安置されました。うち6躯が国指定重要文化財です。
三浦一族の一人、和田義盛(わだよしもり 1147~1213)の依頼で仏師・ 運慶(うんけい ?~1224)が制作した阿弥陀三尊像、不動明王像・毘沙門天像(すべて横須賀市芦名、浄楽寺蔵)は、まさにその典型です。
本展では、この運慶作の五つの仏像を中心に、義盛の所持と伝わる薬師如来像(三浦市初声和田、 天養院蔵)、三浦半島の宗教的先進性を伝える南宋からの舶来仏で、滝見観音の名で親しまれてきた観音菩薩坐像(横須賀市大矢部、清雲寺蔵)を含め、東国武士の祈りを受けとめた全9躯の貴重な仏像を紹介します。
なお、本展は「運慶と鎌倉」をテーマに、神奈川県立金沢文庫、鎌倉国宝館とともに開催する連 携展示のひとつです。鎌倉幕府と三浦一族、そして運慶が結びつくことによって生まれた、この地域における中世仏教文化の至宝を、館ごとに異なるテーマによって紹介します。
会期 | 2024年10月26日(土)~2024年12月22日(日) |
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会場 |
横須賀美術館
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展示室 | 地階 展示室5ほか |
住所 | 神奈川県横須賀市鴨居4-1 |
時間 | 10:00~18:00 |
休館日 | 11月5日(火)、12月2日(月) |
観覧料 | 一般 1,000円(800円) 高校生・大学生・65歳以上 800円(640円) 中学生以下 無料
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TEL | 046-822-4000 (横須賀市コールセンター) |
URL | https://www.yokosuka-moa.jp/ |
4.0
総展示数は少ないものの、浄楽寺の運慶仏5躰が勢揃い、本尊半丈六の阿弥陀如来もお出ましの阿弥陀三尊はいつまでも観ていられます。詳細なカラ―リーフレット2部あり、県立金沢文庫の運慶展と関連を持たせた展示ですので併せて観賞するのがオススメですか常設展は勿論、併設の谷口六朗館(オススメ、癒される)も観賞出来るので楽しめます。
3.0
来年は東博でも運慶展が開催されるので、その前哨戦として行ってきました。
運慶作&地元に根付いた仏像、というだけで力強さが感じられますね。
阿弥陀如来坐像の光背と台座の立派なこと!全体がコクーンのような造形にキッチリ納まっていて、バランスが絶妙ですね。
観音菩薩坐像は気だるいポーズと部屋着のような衣の様子から寝起きを想像しました。無理やり起こされて、豪華な冠を被せられたのにまだ眠い…、みたいな(笑)
展示数が少なめですが、特徴のある作品が多かったです。
3.0
全部で9体の展示なので じっくりと鑑賞できました
鎌倉殿で出てきた 三浦氏 和田氏にまつわる仏像
<観音菩薩坐像>の ゆったりとしたポーズ 表情が魅力的でした
もう一つの展示替中 連休明けの平日にもかかわらず 予想よりも混んでいました
4.0
浄楽時が改修されるのを期に、3箇所で展覧会が開催。そのうちの一つに訪問。
期待値が高かったせいか、展示室の雰囲気があまり良くなかったのは残念。荘厳、尊厳が伺えなかったかな。
かなり近い距離で鑑賞できたのは最高でした。リーフレットが分かりやすい解説になっており、お子様でも理解できる工夫はさすがでした。
残りの2展も年内に行かねば!
3.0
風光明媚な観音崎は東京湾のもっとも狭まった位置にあり、観音埼灯台は珍しい「のぼれる灯台」のうちの一つだそう。そんな岬の海を臨む場所に位置する横須賀美術館は、2007年に出来上がったとのことですが、丸窓で光を多く取り入れたエントランスや入り組んだ空間の使い方、海の眺望を活かした作りなど、現代的なおしゃれ建築となっていました。
運慶の仏像は一昨年の大河ドラマにも登場した三浦一族に由来する国重文の5体。運慶の時代に前後する4体と展示されておりました。文化の日に訪ねたとあって館内は大盛況を呈しており、運慶仏の前ではパーテーションが置かれ、鑑賞者の滞留防止に立ち止まらず進むようアナウンスがなされていました。これほど立派な美術館であるので、展示室を大きくするか、運慶にこだわらずもう1部屋2部屋仏像関連の展示があった方が良いかなとは感じましたが、一方でかなり近い距離でガラスケースも無しに鑑賞できるのは貴重な機会にも思えました。個人的にはケースに入った展示ではありますが、刀傷とされる?傷を負った薬師如来の姿に説得力を感じ、瀧見観音の顔の造形に感心しました。
仏像の展示からは外れますが、26年間「週刊新潮」の表紙を描いた谷内六郎の画も表紙の言葉と合わせて味わい深いものでした。
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運慶《阿弥陀如来坐像》1189年、国指定重要文化財、浄楽寺蔵
《観音菩薩坐像》中国・南宋時代、国指定重要文化財、清雲寺蔵
《薬師如来坐像》平安時代、神奈川県指定重要文化財、天養院蔵