SIDE CORE 展|コンクリート・プラネット

ワタリウム美術館

  • 開催期間:2024年8月12日(月・振)~2024年12月8日(日)
  • クリップ数:37 件
  • 感想・評価:3 件
SIDE CORE 展|コンクリート・プラネット ワタリウム美術館-1
SIDE CORE 展|コンクリート・プラネット ワタリウム美術館-2
SIDE CORE 展|コンクリート・プラネット ワタリウム美術館-3
SIDE CORE 展|コンクリート・プラネット ワタリウム美術館-4
SIDE CORE 展|コンクリート・プラネット ワタリウム美術館-5
SIDE CORE 展|コンクリート・プラネット ワタリウム美術館-6
rode work tokyo_spiral junction year: 2022 photo: Natsuko Fukushima, Tokyo Art Beat
patch work my city year: 2021 photo: Yutaro Tagawa
dream house year: 2024 photo: Osamu Nakamura
rode work ver. under city year: 2023 photo: Tada(yukai)
untitled (wip) year: 2024 photo: artist
ortrait photo: Shin Hamada
SIDE CORE 展|コンクリート・プラネット ワタリウム美術館-1
SIDE CORE 展|コンクリート・プラネット ワタリウム美術館-1
SIDE CORE 展|コンクリート・プラネット ワタリウム美術館-1
SIDE CORE 展|コンクリート・プラネット ワタリウム美術館-1
SIDE CORE 展|コンクリート・プラネット ワタリウム美術館-1
SIDE CORE 展|コンクリート・プラネット ワタリウム美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

SIDE COREは、公共空間や路上を舞台としたアートプロジェクトを展開するアートチームです。近年その活動がますます大きな注目を集めるなか、本展は、東京では初の大掛かりな個展となります。

例えば、高速道路や線路、地下水路などを特殊な方法で撮影したり、公共空間で見られる街灯やガードレール、道路工事のサインなどを素材としたインスタレーション作品、ネズミの人形がただただ夜の東京を歩くドキュメント映像など、SIDE COREは、都市の独自な公共性や制度に着目し、これに介入/交渉することで作品作りを行なっています。その表現方法は常に広がり、更新され、今まさに現在進行形の見逃せないアーティストです。

また、本展は美術館内部だけではなく周辺環境にも展開し、都市への想像力がアートを通し広がっていく様をご覧いただけます。

◆ SIDE CORE
2012年より活動を開始。メンバーは高須咲恵、松下徹、西広太志。映像ディレクターとして播本和宜が参加。公共空間におけるルールを紐解き、思考の転換、隙間への介入、表現やアクションの拡張を目的に、ストリートカルチャーを切り口として「都市空間における表現の拡張」をテーマに屋内・野外を問わず活動。近年の展覧会に「百年後芸術祭」(2024年、千葉、木更津市/山武市)、「第8回横浜トリエンナーレ「野草:いま、ここで⽣きてる」」(2024年、横浜市)、「山梨国際芸術祭 八ヶ岳アート・エコロジー2023」(2023年、山梨)、「BAYSIDE STAND」(2023年、BLOCK HOUSE、東京)、「奥能登国際芸術祭2023」(2023年、 石川、珠洲市) 、「rode work ver. under city」(CCBTアート・インキュベーション・プログラム)(2023年、目黒観測井横 空地)、「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」(2022 年、森美術館、東京)、「Reborn-Art Festival」(2022 年、2019年、2017年、宮城、石巻市)、「水の波紋展2021」(2021 年、ワタリウム美術館、東京)、「Out of Blueprints by Serpentine Galleries」(2020 年、NOWNESS、ロンドン)など多数。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年8月12日(月・振)~2024年12月8日(日)
会場 ワタリウム美術館 Google Map
展示室ワタリウム美術館+屋外
住所 東京都渋谷区神宮前3-7-6
時間 11:00~19:00 (最終入場時間 19:00)
休館日 月曜日 
※ただし8月12日、9月16日、9月23日、10月14日、11月4日は開館
観覧料 大人 1,500円
大人ペア 2,600円
学生(25歳以下)・高校生・70歳以上の方・身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳お持ちの方、および介助者(1名様まで)1,300円 / 小・中学生 500円
  • ※会期中、本人は何度でも展覧会へ入場できるパスポート制チケット。再入場の際、本人であることを証明するものを要提示
TEL03-3402-3001
URLhttp://www.watarium.co.jp/

ワタリウム美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

ワタリウム美術館 ワタリウム美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

心地悪さ、実は制作者の企いどおりなのかも

最近、単品での作品展示でお目にかかる機会がしばしばあるSIDE CORE。今回はまとまった個展ということで、やや身構えながら訪問してみました。

ワタリウム美術館の3フロアを使っての展示ですが、1フロアがちょうど学校の教室程度の空間でもあり、学園祭の展示に舞い込んだ気になります。雑然。

都市に向けられる彼等の視線や切り取り方、これは好きです。情緒性やイデオロギーに傾かず、適度な距離感。
一方で、そのベースの上に添加される表現の味付け、作為性やわざとらしさが、どうも私にはしっくりこない。彼らは表現に当たって「行動」することをモットーとしているので、何らかの作為が加わるのは頷けます。しかし、その作為の味付け具合は、観る側の私に、違和感・ザワザワ感・不調和・イライラ感といった感覚を喚起するのです。
コロナ禍で人が消えた街でのポルターガイスト現象と称した演出、首都高速トンネル内での汚れた壁に衣服を擦りつけながら歩く演出、地下空間描写(これは実に面白いモチーフ)でのスケートボーダーの華麗な疾走の演出、等々。シュールではあるが。

以上のような、不快感にも近い感覚を得て会場を後にしました。外に出ると、晴れた冬の夕方の東京外苑前の街並み、キレイです。そこでふと、気づきました。私自身の得た感覚は、どうやら制作者の企いどおりだったかもしれないと。
心地よい表層空間での心地よい行動vs心地悪い背後空間での心地悪い行動、そんな両面ひっくるめて都市空間を見る視点を広げてもらった気がしたのです。

継続してフォローしてゆきたい作家です。

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morinousagisanさん

5.0

都市の見方を面白くする

都市の見方を面白くする作品群を鑑賞できた
展示を観た帰路の地下鉄の端々や道路の標識などを面白く観ることができるようになり、自分の目の解像度があがるような心地に浸れた

ワタリウム美術館自体が工事中なのも展示内容と直結してて良 
車のヘッドライトの作品の先に工事現場の反射板素材の看板があるなど相互作用がうまく働いていて面白い

『empty spring』はシュールな滑稽さが溢れてて好き 今の日夜人が溢れる東京では撮れない嘘のような4月の裏にあるパンデミックの歴史も内包してて良

『under city』普段意識することが無い地下を縦横無尽にボードに乗る白服3人組 絵面がまず格好良いし未知への好奇心が刺激される ゲームの世界のような空間が足元に広がっているのを想像しながら視聴できた

THANKS!をクリックしたユーザー
Camdenさん

2.0

良くも悪くも個性的な美術展

都市の建築物をテーマにした美術展というモチーフは良いとしても、それを表現した実物については「現代アート」という都合の良い語でごまかそうとしてもごまかしきれないトホホ感がありました。この美術展で何かしらのインスピレーションを得られる人というのは、よほど芸術の感度が高いと思われます。私は一時間弱の滞在で得られたものは徒労と困惑だけでした。喩えるなら、意識の高い人たちが学園祭で誰もまだやったことがない新しい何かを表現したくて出来上がった、形容できない未完成の何かという感じでしょうか。
作品制作サイドの意図とは大きく異なるでしょうが、二階の作品群は、高熱を出したときに視る悪夢のような光景でそれはそれで少し楽しめました。
入館時に受付で身分証の提示を求められたのも初体験でした。全体的に見ても不思議な美術館だと思います。
一階と地下階の売店は品揃えが充実してました。

THANKS!をクリックしたユーザー
Camdenさん、Sukekiyo-Acckermanさん

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出展作品・関連画像IMAGES

rode work tokyo_spiral junction year: 2022 photo: Natsuko Fukushima, Tokyo Art Beat

patch work my city year: 2021 photo: Yutaro Tagawa

dream house year: 2024 photo: Osamu Nakamura

rode work ver. under city year: 2023 photo: Tada(yukai)

untitled (wip) year: 2024 photo: artist

ortrait photo: Shin Hamada

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