リサ・ラーソン展 知られざる創造の世界-クラシックな名作とともに
岐阜県現代陶芸美術館(セラミックパークMINO)|岐阜県
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やきものの自由
岐阜に用事が出来た時から目をつけていた展覧会で、2日連続で訪問することができた。
陶磁器の展覧会は初めてで、キャプションをメモしながら鑑賞し、後で調べた。まず、陶器や炻器という表示があったが、これは焼く温度などの違いによる種別である。また、作品のザラザラ、スベスベな見た目の違いは、表面に釉薬というガラス質の加工があるかないかに由来していた。そして、ろくろを使うか、使わないか(手びねり)、という成形の仕方にも違いがあった。一口で陶磁器と言っても、様々な表現方法があるのだとわかった。
リサ・ラーソンの作品は、動物を象った作品が多かったが、焼き物という表現手段を使った意義や面白さを感じた。動物の毛皮は、焼き物に生まれるグラデーションで表現されていた。特に、ネコ、アザラシの斑の模様や、キツネ、トラの暖色の表現は、焼き物の面目躍如という感じだった。また、動物たちは手びねりで作られていたが、ろくろで作られた部分(胴体)と組み合わされた作品もあって面白かった。
それから、家を焼き物で作った作品を見て、焼き物は、お皿や器だけでなく何を作ってもいいんだ、と自由を感じた。私たちは幼少期に粘土を与えられて、色々なものを粘土で形作る。だんだん年を重ねると、紙、クレヨン、色鉛筆、ペンなど、いつの間にか粘土以外の表現手段に移っていく。が、リサ・ラーソンの作品を見ると、おおよそわざわざ粘土で作らなくても良さそうなものを粘土で作っていたあの頃を思い出した。自由に成形したり、ヘラで模様をつけたりすることの楽しさが作品から伝わってきた。
陶磁器について学べ、また、陶磁器の自由さを感じた展覧会だった。
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- eiroh613さん