三菱一号館美術館 再開館記念 「不在」ートゥールーズ=ロートレックとソフィ・カル
三菱一号館美術館|東京都
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『54号室の女船客』がお気に入り
三菱一号館美術館はシャネル展や印象派展以来の訪問だ。再開館して、とても嬉しい。
ロートレックの作品は当時のポスターや広告、雑誌の表紙に起用されていたこともあり、やはり目を引く作品が多かった。
意外と大きい作品も多く、それもあいまって迫力があった。
途中写真撮影が可能なエリアがあり、記念に撮れたのは嬉しい。展示方法も結構好きな配置だったりしたので、そこに注目するのも一興だ。
個人的には、54号室の女船客がお気に入りだ。作品単体というよりも、解説込みでとても気になったのだ。ロートレックが船を降りそこねるほど一目惚れした女性がどれほど魅力的だったのだろうか、その女性にどのように声をかけモデルになってもらったのだろうか、その女性と船中あるいはその後どうなったのか…と想像が膨らんでしまう。一目惚れしたというのに後ろ姿しか我々に見せない、というのも、より想像力が働かされるのかもしれない。
ソフィ・カルは、私の知識不足であまり詳しくなかったのだが、今回鑑賞して好きになった。生きた人の作品を展示されたことがない、という視点はなかなかユニークだと思った。だからこそコロナによる作品展示までの4年の延長は、彼女に恐怖を与えるのに十分だったに違いない。そんな想いの込められた作品は、神秘的なものを感じた。まだご存命ということで、これからも新しい作品を観ることができる幸せよ。
途中映像作品もあり、初めての体験をした人の反応というものは十人十色であり、かつとても魅力的なものだった。私もソフィ・カルの作品を観るのは初めてだったため、そんな自分が撮影されていたらどんな風に映し出されるのだろうかと、ふと思った。