倉俣史朗のデザイン ―記憶のなかの小宇宙
京都国立近代美術館|京都府
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デザインの誘惑
一般的に美術館は直進していく構造に展示されているため、もう一度見返したいと思っても逆走するのがためらわれるが、今回はドーナツ状に展示されていたため、2周することができた(推奨される行動かはわからないが)。1周目は作品だけを見て、2周目はキャプションを見ながら鑑賞した。ただ、説明文は各セクションの冒頭だけで、情報量が多く、私のような鶏並みの記憶力の人間にとっては、作品ごとに分散して掲示してあるほうが助かる。
展示してある引き出しは開けてみたくなり、椅子は座ってみたくなり、その衝動を抑えるのに苦労した。引き出しは、何が入ってるのか、中を確かめたくてたまらなかった(家電売場の冷蔵庫は開けると、プリントされた紙ではあるが、野菜や牛乳などが入っている。子どもの頃、開けてそれを確かめるのが妙に好きだったのを思い出した)。キャビネットの取っ手の下部分がつまみやすいようにへこんでいるのを見た時、引っ張るのを我慢するのに相当な努力が必要だった。椅子は、ガラス製のものは座るのが痛そうだと思っていたため、後に展示されていた黒のドッシリした椅子を見て、座りそうになるのをこらえるのが大変だった(ただ、板製で豆電球が飾ってあるもので、実際はそれほどフカフカではなさそうだった)。
椅子には座れないのかと思っていたが、入口から展覧会場に上る階段の左手に、座れる椅子が飾ってあるのを、他のお客さんのおかげで気づいた。もちろん座った。なかなか座り心地がよかった。
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