鑑賞レポート一覧

フィンランド・グラスアート 輝きと彩りのモダンデザイン

フィンランド・グラスアート 輝きと彩りのモダンデザイン

東京都庭園美術館|東京都

開催期間:

  • VIEW433
  • THANKS3

多様な表現のグラスアートで涼をとる

涼しげなグラスアートが旧朝香宮邸の室内に合って、雰囲気がよかったです。
ガラスと一言でいっても、様々な表現ができることに驚き。ガラスに魅せられた人は、色々と製作過程を試してみたくなるのではと思いました。

今回の展示は、展示のケースに入っていないものが多かったです。
直接、作品を鑑賞できるので、色合いやガラスを通ってくる光が、デザイナーの意図したものに近い状態で見られているのでは。

グンネル・ニューマンという女性の作品群に気になるものが多かったです。
「真珠のネックレス」というタイトルがおしゃれな、泡が真珠のように入った花瓶、「白樺の森」とタイトルを聞いて納得な花瓶、「薔薇の花びら」という薄くて可愛らしいお皿。シンプルながら繊細さを感じ、フィンランドが自然豊かな国ということを想像させられました。

建物の作り上、窓が大きく、ふんだんに光が入ってくるのでガラスアートがきらきらと綺麗でした。作品そのものだけでなく、作品が落とす影もまた美しい。お天気の良い火の午後に行きましたが、夕方など光加減が異なるとまた雰囲気が変わるそうです。

そんな中で、書庫は暗く、人口の光りで展示されてました。
「氷山」という透明度の高い氷のようなガラスが、よく映えていました。
触ったら冷たいのではないかと。

「氷上の釣り穴」も印象的。釣り好きな人へのプレゼントとして作られたとあり、なるほど~と納得。

単体で置かれている作品から、いくつかのガラスアートを重ねて一つの作品になっているものも。ガラスの重なり合いで生まれる風合いを楽しむのかな。
また、色のついたガラスもでてきて、どのようにフィンランドのグラスアートが発展してきたのか、歴史も感じられました。

鳥や魚を模ったものからキノコをモチーフにしたもの、ヘラジカが描かれたものなど自然を感じられたり。
竹を模ったり寿司というタイトルを付けられたものもあり、日本を感じたり。

実用する作品ではないのでしょうが、お皿としてスイカを置いたり、花を生けたりするところを想像するのも楽しかったです。

今回、ベビーデーで訪れ、子どもと鑑賞しました。
魚や鳥の形の作品をを指さし、きらきら輝くガラスを指さし、部屋ごとに異なる電灯を指さし、あちこち興味の湧くものばかりだったようです。
子どもの目線で鑑賞すると、グラスアートの色合いが変わり面白かったです。

THANKS!をクリックしたユーザー
uchikoさん、morinousagisanさん、Sukekiyo-Acckermanさん

鑑賞レポート一覧に戻る

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

※あなたの美術館鑑賞をアートアジェンダがサポートいたします。
詳しくはこちら

CLOSE

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

ログインせずに「いいね(THANKS!)」する場合は こちら

CLOSE


がマイページにクリップされました

CLOSE マイページクリップ一覧を見る


がお気に入りに登録されました

CLOSE マイページお気に入り一覧を見る


を訪問済みに移動しました

CLOSE マイページ訪問済みイベントを見る

CLOSE

name

参考になりました!をクリックしたユーザー 一覧
CLOSE